ボディに貼ったステッカー、ちょっとしたコツできれいに剥がせる!

車体に貼ったステッカー。貼った当初はきれいでも、風雨にさらされたり紫外線を浴びたりすると、だんだん劣化して汚くなってしまいます。そんなステッカーをきれいに剥がすのは、けっこう大変です。無理に剥がそうとすると車体を傷つけてしまったり、ステッカーのノリ跡が残ってしまったり。
そこで今回は、車体に貼ったステッカーをきれいに剥がす方法をご紹介します。

まずは、ドライヤーを当てながら剥がしてみる

まず、ドライヤーでステッカーに熱風を当てて温めながら剥がしてみましょう。ステッカーのノリは熱を加えられることで粘着力が弱まりますので、普通に剥がすよりもずっと剥がれやすくなります。長年貼りっぱなしにしていて硬化したステッカーの場合、剥がしている途中でシール部分がちぎれてしまうことも。そんな場合でも、熱を加えることでシール部分が柔らかくなり、ちぎれずにスルッと剥がせるようになります。

なかなか剥がれないときは、ステッカー剥がし剤を使ってみる

ステッカーのノリは意外と強力なもの。真夏に真っ黒いボディの車を炎天下に停めておいたとしても、ステッカーだけが剥がれるということはありません。
ですから、先述した方法だけでは剥がれないこともしばしば……。
そんなときは、ステッカー剥がし用のアイテムを使ってみましょう。カー用品店やホームセンターに行くと、ステッカー剥がしに特化した液剤やスプレー剤が販売されています。使い方は簡単。ステッカーに溶液をつけ、溶液がステッカーにしっかり浸透したらヘラなどを使って剥がします。うまく剥がれない箇所があったり、ノリ跡が残ったりしている場合は、再度溶液をつけます。ステッカーがきれいに剥がれたら、溶液が車体に残らないように濡らしたタオルなどでしっかり拭きます。
車のボディが熱くなっているときは、ボディをいったん冷ましてから行いましょう。ボディが熱を持っていると、溶液の効果が十分に発揮されない場合があります。炎天下で作業するのは避け、風通しの良い日陰で作業するのがベストです。

手先が器用な人向き!ステッカー剥がしツール「トレーサー」

広い範囲にがっちり貼りついたステッカーでも素早くきれいに剥がせるのが、トレーサーというツールです。トレーサーは、電動ドリルの先端につけるアタッチメントの一種。材質はゴムで、形状は円盤型をしています。使い方は、電動ドリルの先にトレーサーを取り付けて電源をオンにして、トレーサーをステッカーに当てて擦り取るというもの。慣れが必要ですが、仕上がりのきれいさは抜群です。トレーサーはホームセンターなどにて数百円から購入できますので、興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。なお、トレーサーは本来プロ向けのツールですので、扱いには細心の注意が必要です。トレーサーを強く当てすぎたり一箇所に力を集中させたりしてしまうと、車の塗装まで剥がれてしまう恐れがあります。

いかがでしたか。
ご紹介したように、ステッカー剥がしにはいろいろな方法があります。美しいボディを維持するためには、古くなった不要なステッカーを剥がすことも大切です。上記の方法でもきれいにならない場合には、無理に剥がそうとせずにカー専門店や修理工場に相談しましょう。