梅雨の時期にフロントガラスがくもった際の対処方法や対策を解説

梅雨の時期は、フロントガラスがくもりやすく、視界が遮られるケースも多いといえます。視界の悪化によって安全運転に支障をきたすリスクが発生してしまうものの、対処方法がわからないという方もいるでしょう。今回は、梅雨の時期にフロントガラスがくもった際の対処方法などについて解説します。

梅雨はフロントガラスがくもりやすい

ここでは、梅雨にフロントガラスがくもりやすい原因をみていきます。

①梅雨にフロントガラスがくもる原因

ガラスがくもる主な原因は、空気中の水蒸気が水滴へ変化する結露です。梅雨は湿度が高い時期であるため、雨に濡れたり、濡れた傘を持ち込んだりすることで、車内の湿度が上がりやすい状態になります。

ガラスがくもる原因は湿度である点は知っておきましょう。

②フロントガラスの汚れもくもりに関係している

フロントガラスの汚れとして代表的なものは、ホコリや内外の油膜です。油膜については、次のような特性があります。

・内側―ホコリや油膜といった汚れがついている場合には、水分が吸着し、くもりやすくなる
・外側―排気ガスなどの油分により、ガラス面に油膜ができる。そして、水はけが悪くなり、雨が降るとにじんで視界が悪化する

くもりがひどい場合には、信号や標識などが見えにくく、歩行者の発見の遅れにつながるため、事故のリスクが高まってしまいます。

梅雨の時期にフロントガラスがくもった際の対処方法

車のエアコンの画像

ここでは、梅雨の時期にフロントガラスがくもった際の対処方法をみていきましょう。

①エアコンで除湿を行う

梅雨は外気の湿度が高い時期であるため、除湿機能のあるエアコンを使用すると効果的です。また、エアコンを使用する際には、内気循環に設定すれば車内の空気が短時間で循環し、効果が早く出やすくなります。

②デフロスターなどを使用する

デフロスターは温かい乾燥した空気をガラスに当て、くもりを取り除く装置です。スイッチをONにして待つとガラスのくもりが取れていきます。また、リアガラスが見えにくい場合には、リアガラス内にある熱線に電気を通してガラスを温める装置である、デフォッガーを使用しましょう。

③ガラス撥水剤を施工する

ガラスに撥水剤を施工した場合には、油膜がつきにくくなることで、結果としてくもり止め効果を期待できます。ガラス撥水剤はDIYでも簡単に施工することが可能です。より耐久性などを得たい場合はプロへの依頼を検討しましょう。

フロントガラスをくもりにくくできる対策

フロントガラスを拭いている画像

フロントガラスのくもりが気になる場合は、次のような対策を行いましょう。

①ガラスをキレイにしておく

汚れ成分がついたガラスは、キレイなガラスよりもくもりやすくなります。そのため、定期的な掃除が大切です。掃除の方法としては、中性洗剤を薄めた水につけて絞った雑巾、ウェットシートでガラスの内側を拭き取り洗車用クロスなどで乾拭きを行うと効果的だといえます。

②くもり止め用品などを活用する

ガラスのくもりは、次のようなくもり止め用品を活用するとくもりを予防できるため、活用してみましょう。

・くもり止めスプレー:窓に吹き付け、拭き取ると、くもり対策ができる。ホコリや汚れの付着も防げる
・くもり止めウェットシート:くもり止め成分が含まれているため取り出して拭けばくもり対策になる
・ガラスクリーナー:汚れを落としつつ、拭いた跡に残る成分が水分の付着を防ぐ

くもり止め用品や車内の湿度を下げられる乾燥材・除湿剤の活用も効果的です。