車がサビるのはボディだけじゃない!?マフラー、サスペンションなど見えないところのケアも!

サビは、車の美しさを損なう厄介な存在。最近の車には防サビ鉄板が利用されることが増えて、昔に比べると随分サビにくくなりましたが、車が鉄でつくられている以上、サビが発生する可能性はゼロにはなりません。「サビは見当たらない」と思っていても、ボディ以外の部分でサビが進行している恐れもあります。ここでは、ボディ以外でサビが発生しやすい箇所や、その対策についてご紹介します。

もしかしたら、あなたの車もサビが進行しているかも!

ボディならサビがあればすぐに見つけることができますが、車の下回りなど目に入りにくい場所のサビは、なかなか見つけることができません。サビができやすい箇所を知って、愛車をチェックしてみましょう!

・フェンダー裏
タイヤを覆うようにあるフェンダー裏は、車の中でも特に汚れがつきやすい箇所。タイヤから巻き上げられたホコリや砂、小石によって素材にキズがつくと、そこからサビが進行してしまいます。また、換気が悪く湿気が多いのもサビが起こりやすい原因となっています。

・マフラー
マフラーは車の後ろにある排気ガスを出す箇所で、運転中は常に高温になっています。エンジンを切ると自然に冷えていきますが、温度変化が激しいためコーティングが剥がれやすくなります。放っておくとすぐにサビるため、定期的にチェックすることが大切です。

・サスペンション
タイヤから受けた衝撃をバネの力で吸収するサスペンション。サスペンションはタイヤの上部についており、素材が露出しているため、土ボコリや水滴などがつきやすくなっています。タイヤを外さないと状態を確認できないため、知らず知らずのうちにサビが進行しているということも少なくありません。

・トランク回り
トランクとボディの隙間は、車の中でも特に水がたまりやすい場所です。雨の日の走行後など、水気を取らないまま放置しているとサビが進行してしまいます。ボディとトランクの間の部分は換気がしにくいので、定期的にチェックしてサビ対策を施しましょう。

定期的なケアがサビ対策に効果的!

小さなサビが見つかった際には、ワイヤーブラシやワイヤースクレイパーでサビを削り落とし、ペイントしましょう。サビはどんどん繁殖していく性質を持っているため、早めに削り落とすことが大切です。削り落とすのが難しい場合は、専用の化学薬品でサビを変質させ、サビの進行を止めると効果的です。工具と合わせて用意しておくとよいでしょう。なお、何よりも大切なのはサビさせないことです。そのためには、定期的なケアが最も重要となります。最低でも1年に1度は整備に出して、車を隅々まで点検・清掃しましょう。そうすることで、愛車を長く美しく使い続けることができます。