あなたの車は大丈夫?車内のダニの原因と撃退法!

「車に乗った後、身体がかゆくなる……」。そんな経験ないですか?もしかすると、車内でダニが繁殖しているからかもしれません。
なぜ車内でダニが繁殖するのか?どうすればダニを車内からなくすことができるのか?以下では、ダニが繁殖する原因と対策について詳しくご紹介します。

車内でダニが繁殖する原因と、その対策

ダニが車内で繁殖する原因のひとつとして、車内にある豊富な餌があげられます。ホコリ、人垢、フケ、食べ物のカスなど、車内の汚れはダニの大好物。シートやマットなどダニの住処になる場所も多く、車内はダニにとってとても過ごしやすい場所なのです。ダニは1日1個卵を産むといわれており、駆除するまでは日々その数が増えて続けていきます。身体がかゆいなど、車内で違和感を抱いた方はすぐにダニ対策をはじめましょう。

・高温で駆除
殺虫剤などを利用できない車内では、高温による駆除が最適だといわれています。ダニは高温に弱く、50~60℃の温度に20~30分程度さらされると、すぐに死んでしまいます。マットは車外に出して、天日干しをしましょう。また、夏場であれば、日当たりの良い場所に1時間程度駐車するようにしましょう。
冬場は高温での駆除が難しいため、ダニよけシートなどを利用しましょう。ダニよけシートにはダニが嫌がる植物由来の成分が含まれており、シートやマットに置くだけでダニを車から追い出す効果があります。
また、忘れがちなのがエアコンです。エアコンのエバポレーターにもダニがいる可能性があります。エバポレーター近辺は水が結露してダニが住みやすい所のひとつ。エアコンの洗浄スプレーを使ってクリーニングすることがいいでしょう。ちょっと費用がかかってしまいますがカーディーラーやカーショップでもやってくれるので、うまく利用しましょう。

・死骸を残さない
鼻炎、結膜炎、喘息など、アレルギーの多くは、ダニやダニの死骸が原因だといわれています。車内では空気を循環させるために内気循環が行われるため、ダニやダニの死骸が車内で舞い上がり、ドライブ中は常にその空気にさらされることになります。車内で急に鼻水やくしゃみが止まらなくなってしまったという方は、ダニによるアレルギーの可能性があります。
生きたダニだけでなく死滅したダニも私たちに健康被害をもたらすため、ダニ駆除を行った後は必ず車内を掃除するようにしましょう。
マットは車外に出して、キレイに洗うようにしましょう。
社内に残ったダニの死骸掃除には、ハンディ掃除機が便利です。ハンディ掃除機を使えば、車内の隅々まで死骸を残さずに吸い取ることができます。ハンディ掃除機がない場合は、コイン洗車場にある掃除機などを利用してもいいでしょう。

ダニが住みづらい環境を

死骸、ホコリ、食べカス、人垢などの餌を車内から失くすことが、ダニ対策に最も効果的な方法です。「なんだか身体がかゆい」「車に乗ると鼻水が止まらなくなる」など、車内でダニの気配を感じる方は、定期的に掃除を行い、車内をダニが繁殖しづらい環境に変えていきましょう。