黄砂が降ったタイミングでワイパーを使用した経験があるという方は、多いのではないでしょうか。しかし、黄砂がついた状態でワイパーを使用すると、ガラスとワイパーはダメージを受けてしまう危険性があります。今回は、黄砂でワイパーが傷む理由や交換を検討するタイミングなどをみていきましょう。
黄砂でワイパーが傷む理由とは
ここでは、黄砂でワイパーが傷む原因についてみていきます。黄砂はたっぷりの水を使用して洗車して落としましょう。
①硬い鉱物が含まれている
黄砂には土や硬い鉱物が含まれているため、ザラザラとした感触があります。黄砂は水で濡れると固まる性質がある点も知っておきましょう。そのため、次のような場合であればガラスがキズつき、ワイパーにもダメージを与えてしまうことになります。
②黄砂と花粉が混じる場合がある
黄砂は3~5月頃に発生し、スギ花粉などの飛散時期と重なるケースも多いといえます。黄砂と花粉の汚れが混じった場合、より落ちにくい汚れとなります。フロントガラスにつくと視界が悪化する点は知っておきましょう。
また、この場合もウォッシャー液とワイパーで拭くとガラスがキズつき、ワイパーが劣化します。
ワイパーの交換を検討するタイミング
ここでは、ワイパーの交換を検討するタイミングをみていきます。劣化した場合は、異音がすることに加え、雨天時のワイパーの拭き筋が残るようになるため、見た目の変化もわかりやすいといえるでしょう。
①ワイパー作動時に異音がする
ワイパー作動時に「ガガッ」というような音がした際は、ゴムが弾力を失っており、うまくガラス面を滑らない状態となっている可能性があります。また、ワイパーアームとワイパーブレードの取り付け部が緩み、劣化している場合には「コツッ」「ギューギュー」といった異音がする点は知っておきましょう。
②拭き残しや筋が残るようになる
拭き残しや筋は、拭き取れている箇所と拭き取れていない箇所があるために発生する現象です。ワイパーゴムやブレードの劣化が原因であるため、交換を検討しましょう。
③ワイパー交換の目安時期
ワイパーゴムは多くのメーカーにおいて、半年に1回の点検・交換が推奨されています。また、ブレードについては1年に1回交換の点検・交換を行いましょう。紫外線や黄砂以外の汚れでも劣化するため、定期的に交換が必要なパーツだといえます。
ワイパーを長持ちさせる方法
ここでは、ワイパーを長持ちさせるための方法をみていきましょう。
①乾燥した状態でワイパーを使用しない
乾燥した状態でワイパーを使用した場合、ガラスにキズがつくうえ、ワイパーが劣化するリスクがあります。そのため、乾燥した状態で使用する際は、摩擦を小さくするためにウォッシャー液を出してからワイパーを作動させましょう。
また、フロンドガラスにこびりついた頑固な汚れがある場合、ワイパーだけで落とすと寿命を縮めてしまいます。黄砂などは、洗車かウェットシートなどであらかじめ汚れを拭き取った後に動かしましょう。
②ワイパーやガラスの手入れを行う
ワイパーやガラスに汚れがついていた場合、キズや劣化の要因となります。そのため、定期的にワイパーやガラスについたホコリや汚れを取り除きましょう。そうすることで、ワイパーを長持ちさせられます。
フロントガラスに撥水コーティングを施工すると、ガラスに汚れが固着しにくくなるため、ワイパーゴムの劣化を抑えられます。
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