ノーマルタイヤの交換時期の目安は?寿命を延ばすポイントも解説

スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換時期は3月がベストとされています。しかし、交換時期の目安が分からず、劣化した状態で走行している方もいるのではないでしょうか。今回は、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換時期、目安などについて見ていきましょう。

スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換時期

ここからは、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換時期についてみていきましょう。降雪や気温からタイヤ交換の時期を想定できます。

①降雪の最終日などが目安
スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換は3月が適切なタイミングとなります。また、気象庁のHP内で「過去の気象データ検索」のページにアクセスすれば、住んでいる地域の気象台、観測所がある地点の霜・雪・結氷の初終日などを調べることが可能です。
そのため、降雪の終日を参考にすれば、ノーマルタイヤへの交換に適したタイミングが把握できます。

②平均気温
路面凍結は気温がおおよそ3℃以下になると起きるため、気温が3℃以下の時期でのタイヤ交換は避けましょう。最低気温の平均が5~7℃以上になると路面凍結が起きないため、ノーマルタイヤへの交換時期として適しています。

ノーマルタイヤの交換時期の目安

ノーマルタイヤの交換時期の目安

ここでは、ノーマルタイヤの交換時期の目安をみていきましょう。使用年数だけでなく、走行距離などでも判断可能です。

①使用年数
使用開始から4~5年程度までが夏タイヤの使用期限の目安です。車の走行距離や使用状況でタイヤの消耗具合は変化するものの、時間が経過するほどゴムは劣化します。
そのため、使用から5年以上経過しているタイヤに関しては、新品タイヤへの交換を検討したほうが良いでしょう。

②走行距離
夏タイヤの寿命は3~5万kmとされています。ただし、タイヤの溝の深さを確認するためのスリップサインがタイヤ表面に出てきている場合には、早めの交換が必要です。スリップサインはスタッドレスタイヤにも設置されているため、タイヤの種類に関係なく定期的な確認を行いましょう。

③ひび割れや変形
タイヤのゴムは劣化によるひび割れだけでなく、タイヤの受けた衝撃でも劣化が進みます。ひび割れや大きなキズ、変形しているタイヤはバーストのリスクがあります。事故などのトラブルを回避するためにも、早めの交換が重要です。

ノーマルタイヤの寿命を延ばすポイント

ノーマルタイヤの寿命を延ばすポイント

ノーマルタイヤの寿命を延ばすためのポイントをみていきます。

①適正な空気圧を保つ
空気圧が適正値よりも高い場合、乗り心地が悪くなるだけでなく、設置面の真ん中だけが摩耗します。また、空気圧が低すぎるとハンドルの操作性が悪くなり、タイヤの設置面の外側だけが摩耗してしまいます。そのため、タイヤの寿命を延ばすためにも適正な空気圧を維持しましょう。

②タイヤのローテーションを定期的に行う
タイヤは前後左右で摩耗する箇所が異なります。定期的にタイヤの装着位置を変えることで、偏摩耗を防ぎつつ、タイヤの減り方が均一となるため、寿命を延ばすことが可能です。タイヤのローテーションは走行距離5,000km程度を目安に行いましょう。

③保管に気を配る
タイヤのゴムは湿度や熱、紫外線に弱い性質があるため、直射日光や雨風が当たらず、暗く涼しい場所が保管に適しています。また、保管する際にはタイヤを洗浄し、乾燥させてから保管することが大切です。