車に付着した花粉の落とし方とは?予防方法などについても解説

車に花粉が付着して、思ったように汚れが落ちない、シミが取れないケースは多いといえます。場合によっては、洗車を行っていても花粉の汚れが気になる方もいるのではないでしょうか。今回は、花粉が舞う季節や放置した場合の影響、車に付着した際の落とし方などについてみていきましょう。

花粉が舞う季節や放置した場合の影響

ここからは、花粉が舞う季節や放置した場合の影響をみていきましょう。花粉は住んでいる地域によっては、年間を通して飛散しています。

①花粉が舞う季節
日本で多いのは、スギ花粉やヒノキ花粉、ブタクサ花粉の3種類です。スギ花粉は2~4月、ヒノキ花粉は3~4月、ブタクサ花粉は8~10月が舞いやすい季節といえます。

②車に付着した花粉を放置した場合の影響
花粉は車のボディに付着後、水分を含むことでペクチンという成分を分泌します。ペクチンは粘り気があるだけでなく、ガラスやボディにこびりついたまま放置した場合、頑固で落ちにくい汚れとして残る点は知っておきましょう。
また、放置する期間が長いと塗装に浸透し、ダメージを与えたうえで、腐食やシミの原因にもなります。

車に付着した花粉の落とし方

ここからは、車に付着した花粉の落とし方をみていきましょう。

①花粉を落とす際の手順
花粉を落とす際の手順は、まずは車がキズつくのを防ぐために、ホースや高圧洗浄機などで車の上から下へ多めの水で洗い流しましょう。高圧洗浄機を使用すれば、ホースよりも素早く効率的に水洗いを行うことが可能です。
水洗いで花粉を落としたら、カーシャンプーを少し多めに使用し、十分に泡立てましょう。水分が乾かないうちにスポンジやブラシを使用し、ボディ全体を優しく洗います。洗い終えたらシャンプーの成分が残らないように、念入りにすすぎを行うことが大切です。
すすぎを終えたあとは、吸水性の高い洗車用のクロスを使用し、拭き残しがないように丁寧に拭き上げましょう。

②頑固な花粉汚れの取り方
洗車でも落ちない頑固な花粉シミを落とす方法として、お湯をかける方法があります。花粉汚れの原因であるペクチンは熱に弱いため、シミがある箇所にクロスを置いて60~70度程度のお湯をかけることでシミの除去が可能です。
ヒートガンを使用しても同様の処理はできますが、間違った使い方によって塗装にダメージを与える、樹脂パーツが変形するといったリスクがある点は知っておきましょう。

③取り切れない汚れがある場合はプロに依頼
洗車などでも取り切れない汚れがある場合には、プロへの依頼を検討してみましょう。プロへ依頼すれば、塗装表面を研磨し、汚れやシミをキレイに除去してもらうことが可能です。

花粉の予防方法

花粉の予防方法

ここでは、花粉の予防方法をみていきます。花粉の付着を防ぎ、車をキレイな状態に保ちましょう。

①ボディカバーを使用する
ボディカバーを使用すると花粉の付着を防げることに加え、雨などの水分を遮断できるため、花粉によるシミを防げます。また、車にダメージを与える紫外線や酸性雨からも保護できます。ただし、強い風が吹いた場合、カバーと車体が擦れてキズがつく可能性があるため、天気や気候をチェックしましょう。

②定期的な水洗い
定期的に水洗いを行うことで、強い汚れになる前に花粉を落とすことが可能です。そのため、花粉が舞う季節である春や秋は短いサイクルで水洗いを行いましょう。

③ガラス系コーティングを施工
ガラス系コーティングを施工することで、ボディの上に非常に硬い被膜を形成し、ボディに直接花粉汚れが付くことを防ぎます。また、ガラス系コーティングについた花粉も、洗車で落としやすくすることができますので、花粉によるボディのダメージを軽減したい場合は、ガラス系コーティングの施工を検討しましょう。