バッテリー交換のタイミングとは?長く使用するためのポイントも解説

車のバッテリー上がりは、突然発生するケースもあります。では、定期的な点検を行ったとして、バッテリー交換のベストなタイミングはいつなのでしょうか。今回は、バッテリー交換のタイミングや費用の目安、長く使用するためのポイントをみていきましょう。

バッテリー交換のタイミング

ここからは、バッテリー交換のタイミングについてみていきます。次のような症状や異常があるときは交換を検討しましょう。

①エンジンのかかりが悪くなった
エンジンのかかりが悪い場合、バッテリーの寿命が近くなっています。エンジン始動時にセルモーターが鈍く苦しそうに回転する、回転音が弱くなっている場合には早めの交換が必要です。

②ヘッドライトが暗い
車のアイドリング時にヘッドライトの明るさが不安定な状態であれば、バッテリーの状態が悪くなっている可能性があります。アイドリング時は走行中よりも発電量が減少するため、ライトの明るさに現れます。ただし、LEDライトは消費電力が少ないため、ライトの明るさでバッテリーの状況は見分けにくい点は知っておきましょう。

③バッテリー本体に異常がある
本体に膨らみがある、端子周辺に粉がふいているなどの異常がみられる場合、寿命が近いといえます。また、交換時期の目安は2~3年となっています。

バッテリー交換を依頼できるプロと費用の目安

バッテリー交換を依頼できるプロと費用の目安

ここでは、バッテリー交換を依頼できるプロと費用の目安をみていきましょう。

①カーディーラーや自動車整備工場
交換にかかる費用としては、本体代・工賃・バッテリー廃棄費用などです。本体代はメーカーやサイズによって異なるものの、費用の相場は4,000~40,000円程度となっています。純正品では、本体代が20,000円以上となる傾向にあります。
カーディーラーで交換する場合、工賃の目安は1,000~3,000円程度、廃棄料は無料~500円程度です。信頼度が高いため、安心して交換を依頼できるでしょう。
整備工場の工賃の目安は無料~3,000円程度で、廃棄料は無料~500円程度です。整備工場では交換するバッテリーを工場の在庫から選ぶケースが多く、購入した場合は工賃を割り引いてもらえる可能性があります。

②カー用品店やガソリンスタンド
カー用品店の工賃の目安は無料~1,000円程度、廃棄料は無料~3,000円程度です。大手のカー用品店であれば、さまざまな商品の中から価格や性能を比較しながら選べます。
ガソリンスタンドの工賃の目安は無料~3,000円程度で、廃棄料は無料~3,000円程度です。バッテリーの種類は少なめであるものの、給油のついでに依頼できるなど利便性が高いといえます。しかし、全ての店舗で交換できるわけではありません。

③出張サービス
出張サービスでは、バッテリーの廃棄料が無料の場合も多いです。しかし、工賃の目安は出張料が加わるため、8,000~14,000円程度と他のプロよりも高くなります。バッテリーを用意してもらえる点はメリットのひとつです。

バッテリーを長く使用するためのポイント

バッテリーを長く使用するためのポイント

バッテリーを長く使用するためのポイントをみていきましょう。

①定期的に走行する
車を定期的に走行してない場合、じゅうぶんにバッテリーが充電できません。そのため、定期的に運転し、充電を行うことで劣化を予防できます。

②バッテリー上がりに気をつける
バッテリー上がりが発生した場合、性能が落ちて寿命を縮めてしまいます。そのため、ライトや室内灯の消し忘れ、エンジン停止状態での電装品の使い過ぎは避けましょう。

③バッテリーを点検する
カー用品店やガソリンスタンドでは、無料点検を実施している場合があります。バッテリー液が減っている場合、液や精製水を追加することで寿命を延ばせるため、定期的に点検を行うことを推奨します。