ブレーキランプが切れた場合のリスクは?交換のタイミングなども解説

ブレーキランプは車の後部にあるため、球切れに気づかず走行しているケースも想定されます。また、球切れが起きた場合の対応が分からず、罰則を受けてしまうこともあるでしょう。今回は、ブレーキランプが切れた場合のリスク、確認方法や交換のタイミングをみていきます。

ブレーキランプが切れた場合のリスク

ブレーキランプが切れると事故のリスクを高めるだけでなく、法律違反となるため、デメリットがある点を知識として知っておきましょう。

①事故につながる
ブレーキペダルを踏む込んだ際に点灯する赤色のランプがブレーキランプです。減速や停車を後続車に知らせる役割があり、夜間や悪天候時などにおいてはブレーキランプの光によって、後続車が車間距離を保ちやすくなります。
しかし、ランプが切れている場合、後続車が自車に気づきにくくなり、追突事故が発生するリスクが高まってしまいます。

②ブレーキランプ切れは違反
ブレーキランプが切れたままの状態で公道を走行した場合、「整備不良尾灯等違反」となり罰則が科せられる点は知っておきましょう。違反点数1点に加え、大型車は9,000円、普通車は7,000円の反則金が科されます。
ブレーキランプは、保安基準として2カ所点灯しなければならないとされており、片方が切れている状態でも罰則の対象となります。また、ブレーキランプが切れている状態であれば、保安基準を満たせないため、車検にも通りません。

ブレーキランプの確認方法や交換のタイミング

ここでは、ブレーキランプの確認方法や交換のタイミングをみていきましょう。ブレーキランプの確認は、鏡や人に見てもらうなどの方法であれば実施しやすいといえます。

①確認方法
ランプの状態を確認する方法には、大きく分けて2つの方法があります。
・鏡やガラスに反射させる
・ブレーキペダルを踏むことで点灯するため、友人や家族に目視してもらう
または、他の方にペダルを踏んでもらって自分で確認する方法もあります。自分だけで確認するときは建物の窓ガラスや鏡に光を反射させるか、暗くて壁が近い駐車場で壁の反射を見て判断可能です。

②交換のタイミング
ブレーキランプに使用されている電球は、白熱球とLED電球の2種類となります。白熱球は約1,000~2,000時間、LED電球は50,000時間程度が交換タイミングです。白熱球は寿命を迎えると突然切れて光らなくなるのに対し、LEDは突然消えずに徐々に光量が少なくなっていきます。
LEDは長持ちするため、車が寿命を迎えるまで電球が切れないケースもあるものの、白熱球は車が寿命を迎えるまでに何度か交換が必要となる点は知っておきましょう。

ブレーキランプを交換できるプロと費用相場

ここからは、ブレーキランプを交換できるプロと費用の相場をみていきます。

①交換できるプロ
カー用品店やガソリンスタンド、ディーラーなどがランプ交換に対応しています。プロに依頼すれば、15分程度で交換が可能です。
しかし、店舗が混雑している場合、待ち時間が発するため、待ち時間を短縮したい場合は事前に予約しておくことを推奨します。

②交換費用の相場
プロに交換を依頼した場合、500~1,000円前後の工賃がかかります。また、電球の実費として白熱球は500~1,000円程度、LED電球では1,000~2,000円程度の費用が必要になります。
プロに交換を依頼した際にかかる総額は、2,000~3,000円が相場といえるでしょう。