ガラス系コーティングとその他のコーティングなどにおける耐熱性について解説

車の塗装やコーティングはさまざまな要因で劣化します。太陽光の熱で劣化する場合があるため、車の保管環境や耐熱性の低いコーティングでは劣化を早めてしまう可能性もあります。今回は、ガラス系コーティングとその他のコーティングなどの耐熱性についてみていきましょう。

塗装やコーティングの劣化には熱も関係している

塗装やコーティングの劣化の要因はいくつも存在します。その要因のひとつである熱との関連性についてもみていきましょう。

①塗装やコーティングはさまざまな要因で経年劣化する
塗装やコーティングは雨や風、洗車によるキズやダメージ、定期的なメンテナンスを怠るなどさまざまな要因で経年劣化を引き起こします。そのため、洗車を定期的に行っていたり、質の高いコーティングを施工していたりしても、劣化が進む点は知っておきましょう。

②塗装やコーティングは熱でも劣化する
たとえば青空駐車で同じ方向で車を駐車させた場合、日光が同じ箇所に当たり続けます。太陽光の熱や紫外線は塗装やコーティングにダメージを与えるため、太陽によく当たる部分が劣化しやすい点は意識しておきましょう。

ガラス系コーティングとその他コーティングの耐熱性

ガラス系コーティングとその他コーティングの耐熱性

ガラス系コーティングとその他のコーティングでは耐熱性が異なるため、それぞれの特長をみていきましょう。

①ワックス
ワックスは油性系で光沢に優れているため、施工することで車の光沢を上げることが可能です。しかし、耐熱性は低いため、熱による劣化が起きやすい傾向にあります。

②ポリマー系コーティング
樹脂など高分子化合物で形成されるポリマー系コーティングは耐紫外線効果を得ることは可能であるものの、耐熱性が高くありません。そのため、青空駐車で車を保管するには適さないコーティングです。

③ガラス系コーティング
ガラス系コーティングは硬い被膜を形成するため、汚れや紫外線に対する耐久性が向上します。また、耐熱性についてもワックスやポリマー系コーティングに比べ高い点も特長です。ボディにツヤや輝きが出やすい、洗車がしやすくなるといったメリットもあります。

耐熱性が高いことによるメリットとコーティング施工時のポイント

耐熱性が高いことによるメリットとコーティング施工時のポイント

ここからは、耐熱性が高いことで発生するメリットとコーティング施工時のポイントをみていきます。車の塗装をキレイな状態に保ちたいのであれば、耐熱性についても考慮が必要です。

① 劣化しにくい
ガラス系コーティングは高温に耐えられます。そのため、直射日光による熱や紫外線での劣化を抑えることができ、車の塗装の剥離や色あせの防止が可能です。ガラスの組成に似た非常に硬い被膜ができるため、ボディのキズもつきにくくなります。

② コーティング施工時のポイント
耐熱性の高いガラス系コーティングの施工は、技術力に優れたコーティング専門のプロに依頼しましょう。プロに依頼する際には、信頼できるかどうか評判や施工実績を調べるとともに、施工環境や設備が整っているかを確認することも重要です。

また、ガラス系コーティングも時間が経過すると効果が落ちてくるため、施工後のアフターフォローについても確認しておきましょう。コーティングを満足の行く仕上がりにするためにも、信頼の置けるプロを選びましょう。