ガラス系コーティングを施工した車は、ツヤや光沢により美しい状態が続き、ボディにキズがつきにくくなります。しかし、事故などによる部分修理やパーツ交換を行った場合は、コーティングが消失することになります。そのため、ガラス系コーティングの部分補修を検討する方もいるでしょう。今回は、ガラス系コーティングの部分補修が必要となる理由や注意点などをみていきます。
ガラス系コーティングの部分補修が必要となる理由
ガラス系コーティングの部分補修が必要となる理由をみていきます。部分補修は、ガラス系コーティングの施工当時と同じように、車全体のボディの輝きやツヤを継続させるためにも大切です。
① 鈑金修理や部品交換を行った場合
事故などの理由で車が損傷した場合、鈑金修理や部品交換が必要です。交換部分にガラス系コーティングを施工していた場合、作業を行った部分のコーティングは失われます。そのため、鈑金修理や部品交換後は、作業箇所の再コーティングを検討しましょう。
②コーティングの効果が落ちてきた
フロントガラスなど部分的にコーティングの効果が落ちるケースも想定されます。その場合は、部分的にコーティングを施工することで、洗車が簡単になるといった効果を再度実感できるようになります。
③修理後のコーティングのできに納得できない
鈑金修理後のコーティングに対して、仕上がりに納得できないこともあるでしょう。仕上がりに納得できない場合は、他のプロへ部分補修を依頼することになります。
部分補修に保険が適用されるケースもある

ガラス系コーティングの部分補修に保険が適用されるケースについてみていきましょう。
①鈑金修理後の部分補修
鈑金修理を自分が加入している自動車保険を使用して行った場合、修理後のコーティングの部分補修にかかる費用を保険で賄えます。保険が適用されるのはあくまでも、修理でコーティングがなくなった部分である点は知っておきましょう。
② 保険適用の条件
自動車保険の適用を受けるには、コーティングの施工証明書があることに加え、耐久期間を過ぎていないことが条件となります。また、耐久期間に加え、コーティング毎に定められている定期メンテナンスを実施していない場合も、保険請求ができません。
③契約条件
自動車保険は過失がある側から支払われるため、自分の自動車保険の内容に関係なく、補償を受けることが可能です。例えば、車やバイクとの事故で双方に過失がある場合、過失割合によって、相手の過失分が相手の自動車保険、残りの部分は自分の自動車保険から支払われます。自分の過失が100%であれば、全額自分の保険から支払われます。
相手がいない自損事故では、自分の自動車保険から支払われるものの、車両保険に加入していない場合、支払われることはありません。
部分補修時の注意点

ここからは、部分補修時の注意点をみていきます。
① 修理した箇所以外のコーティングが必要になる場合がある
部分補修はパーツごとに行います。ボディの状態やコーティングの劣化状況によっては、他の箇所に影響を及ぼすことがあります。そのため、修理箇所以外のコーティングも必要になるケースがある点も押さえておきましょう。
② 鈑金修理でコーティングが一緒に行われるケースがある
鈑金修理を行った店舗で、コーティングが同時に行われるケースがあります。そのため、事前にコーティングを施工している時は、その施工店で再施工を行う旨を保険会社に伝えることが大切です。
また、証拠として施工証明書に加え、施工時の領収書の提示を要求される場合があるため、失くさないように保管しておきましょう。
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