炎天下で意識したいメンテナンスとは?洗車時の注意点なども解説

炎天下では、車がダメージを受けやすい環境になります。しかし、炎天下に適したメンテナンスが大切だといっても、どのように対策したらいいかわからないという方もいるでしょう。今回は、炎天下の洗車での注意点、事前に行いたいメンテナンスについて解説していきます。

炎天下での洗車における注意点

炎天下での洗車は次のような点に注意が必要です。

① ウォータースポットが発生しやすい
炎天下では車のボディが高温となりやすいことから、洗車時に水分が蒸発しやすい状態となります。そのため、しっかりと拭き取らないとウォータースポットが発生しやすくなります。ウォータースポットのひどい場合は、水滴が太陽の光を集めて水分が焼きついて跡が残る現象になってしまうため、注意が必要です。

ウォータースポットのシミに関しては、一度付着してしまうと簡単に取り除けない点も把握しておきましょう。

②熱中症になるリスクがある
気温が高く直射日光が強い炎天下では、汗をかきやすく熱中症になるリスクがあります。そのため、炎天下で洗車する場合は、熱中症対策も必要といえます。

炎天下で意識したいメンテナンス

炎天下で意識したいメンテナンス

炎天下では、次のようなメンテナンスを意識しましょう。

①海に行った後の洗車
炎天下に海へ出かけた場合は、洗車を行うことがメンテナンスとなります。潮風や海水には塩分が含まれているだけでなく、長く潮風にあたり続けると、塩害と呼ばれるサビを発生させることがあります。しかし、洗車を行うことで塩分を洗い流せるため、車へのダメージを防ぐことが可能です。

②ガラス系コーティングの施工
炎天下にはガラス系コーティングの施工も有効な方法です。夏は気温が高く、車は紫外線によるダメージを受けやすくなります。紫外線による影響は幅広く、塗装面の色あせ・見栄えの悪化・排気ガスの油汚れが熱で固着するなどの問題を発生させます。しかし、ガラス系コーティングによって、こうしたダメージを軽減させることが可能です。ガラス系コーティングを施工すれば、耐紫外線性や耐熱性が向上するだけでなく、車に汚れが付着しにくくなります。加えて、汚れが落としやすく洗車の効率が良くなるため、ガラス系コーティングの施工は大切なメンテナンスのひとつだといえます。

炎天下になる前に行いたいメンテナンス

炎天下になる前に行いたいメンテナンス

炎天下になる前に行いたいメンテナンスについてみていきましょう。

①冷却水の補充
冷却水は稼働中のエンジンを冷やす役割があります。仮に、不足していた場合には、エンジンやエンジンルーム内の温度上昇につながり、車の劣化を招きます。また、オーバーヒートが起きた場合、車が動かなくなるなどのトラブルの原因にもなることから、冷却水が不足していないか定期的に確認しましょう。

②エンジンオイルの点検
エンジンオイルは摩耗や摩擦を防ぐなどの重要な役割があります。そのため、エンジンオイルが不足・劣化してしまった場合、燃費の低下やオーバーヒートなどのトラブルが発生することがある点に注意が必要です。
また、炎天下で渋滞などに巻き込まれると普通に走行するよりも劣化が進行するため、事前に交換することを意識しましょう。

③エアコンガス
空気を冷やす役割を持つエアコンガスの定期点検を行いましょう。点検を行うことで、炎天下でエアコンが効かなくなるのを防ぐことができます。エアコンガスはガソリンスタンドで補充できるため、比較的簡単にメンテナンスが可能です。また、補充後にエアコンの効きが悪いと感じた場合、部品の故障なども想定されるため、早めに業者に点検を依頼することが大切です。