ガラス系コーティングを施工してから、時間の経過とともにツヤが維持できないと悩むケースは少なくありません。中にはワックスを塗ればツヤが元に戻るのではと感じている方もいるかもしれません。今回はガラス系コーティング後のワックス可否について触れつつ、ツヤを復活させる方法や具体的なメンテナンス方法について詳しくご紹介します。
コーティング後にワックスをしても良いのか
一部の専用品を除いて、一般的なワックスをすることはNGです。ワックスは成分内に石油系の有機溶剤が含まれているため、コーティングをキズつける、性能を下げるといったリスクがあるためです。
どうしてもワックスを使いたい場合は、石油系溶剤を使用していないコーティング施工車専用の水性タイプのものを使うようにし、一般的なカーワックスは決して使用しないよう注意しましょう。
ガラス系コーティングのツヤを取り戻すための方法
では、ガラス系コーティングのツヤを取り戻すための代表的な方法をみていきましょう。
1.専門店などでコーティングのメンテナンスを行う
ツヤを感じなくなってきている要因として、ガラス系コーティングの劣化が考えられます。本来の撥水効果やツヤを取り戻したい場合は、施工のプロがいる専門店でのメンテナンスがおすすめです。専門店に依頼すれば、車の状態を見極めたうえで、自分の車に適したメンテナンスを行ってくれます。
2.コーティングの再施工
施行から年月がだいぶ経っている場合、ガラス系コーティングの性能そのものが著しく低下していることが考えられます。そうなると施工した当初のような効果を発揮できないだけでなく、車の見た目も悪くなります。そのため、コーティングが明らかに劣化したと感じる場合は、プロのショップで再施工について相談しましょう。
DIYでのメンテナンス方法
ここではプロに依頼する本格的なメンテナンスではなく、日々に自分でできるメンテナンス方法について解説します。
1.洗車
ガラス系コーティング施工後のメンテナンスとして重要なのが、定期的な洗車です。頻度に関しては月に1回程度行うことで、状態の維持につながります。普段の洗車は水洗いだけでも十分キレイになります。少し汚れが目立つ場合は、コーティング施工車用のカーシャンプーを利用するようにしましょう。
車に鳥のフンや虫の死骸などの汚れが付着している場合は、放置すると塗装面まで侵食してしまうため、すぐに洗うことをおすすめします。屋外駐車、土や砂などが舞いやすい高速道路をよく走行する場合は、車が汚れやすくなるため、洗車頻度を多くすることも大切です。
2.スプレータイプのコーティング剤を使用する
コーティング施工車対応と記載のあるスプレータイプのコーティング剤を使用すれば、コーティング被膜の上に犠牲被膜を張ることができます。そのため、元のコーティングの劣化を抑えることが可能です。少しガラス系コーティングの性能が落ちてきたと感じたときは、うまく利用するのも一つです。ただし、ワックスと同様、石油系溶剤を含むタイプを使用するとコーティング被膜に悪影響を与えてしまいますので、必ずコーティング施工車対応と記載のあるものを選択するように注意しましょう。
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