ガラス系コーティングでキズの予防を!おすすめのキズ消しアイテムもご紹介

キズがつかないように最新の注意を払っていても、日々の運転や洗車などでいつの間にか車に細かなキズがつくことは珍しくありません。では、どのようにして車のキズを防げば良いのでしょうか。今回は、ガラス系コーティングを施工することでキズを予防できることや他のキズ消し手段などについて解説します。

ガラス系コーティングでキズが目立ちにくくなる?

ガラス系コーティングは、キズ消しの目的で使用されるものではありません。塗装面の保護やキズや汚れの予防、ツヤや光沢による車の美観向上などがガラス系コーティングの主な目的です。ボディにガラスの組成に似た、非常に硬い被膜が形成されることで、走行時の砂ホコリや洗車時の細かなキズが付くことを抑制します。

また、ガラス系コーティングを施工する前に、しっかりと下地処理で細かなキズを研磨して消すため、施工時には、細かなキズが消えて美しい状態に仕上がっていますが、ガラス系コーティング自体にはキズを消す効果がないことは把握しておきましょう。

ボディのキズを目立たなくする方法

キズを目立たなくする方法は以下の通りです。

1.細かなキズはケミカルグッズで目立たなくさせる

洗車キズやスワールキズなど、細かなキズは、キズ消しワックスやコンパウンドを使用します。キズ消しワックスは車の小さなキズを目立たなくさせるワックスです。キズ消しワックスには、研磨剤入りのものと研磨剤を含まないものがあります。

研磨剤を含むものはキズがついている部分の塗装を削るため、ワックスが落ちてもキズが目立ちません。研磨剤を含まないものは、塗装を削るのではなく樹脂などで埋めることでキズを目立たなくします。それぞれのタイプを把握したうえでキズ消しワックスを使用しましょう。

コンパウンドは車のボディ表面についたキズを消すために使用される研磨剤で、微細なキズを削ることで平滑にし、キズを目立たなくします。ペーストタイプや液体タイプがあり、ペーストタイプはボディサイドや下側の部分、液体タイプはルーフやボンネットなど水平で広い部分を研磨するのに向いているのが特長です。

2.ガラス系コーティングを施工してもらう

プロにガラス系コーティングを施工してもらう場合、コーティングの下地処理として車の研磨を行い、細かなキズを消して平滑にしてもらえ、自分でキズを目立たなくすることに比べ、仕上がりは非常にキレイになります。

3.コンパウンドで消せない場合は、塗装が必要

コンパウンドなど、研磨作業だけで消せない場合は、塗装部分の深くまでダメージがあるため、ケミカルグッズでの修復は不可能です。そのような場合は、カーペイントによる塗装を伴う作業が必要となります。自分で塗装補修する場合は、自身の愛車に合ったカラーペイントを購入し、付属アイテムとともにしっかりと工程を確認しながら補修していくようにしましょう。自分での修復が困難な場合は、鈑金業者など、プロに相談することがいいでしょう。

ガラス系コーティングは細かなキズには有効

キズ消しワックスやコンパウンドなどでもキズを目立たなくさせることはできるものの、予防につながるわけではありません。そのため、定期的にメンテナンスが必要です。

それに対して、ガラス系コーティングを施工すると、硬い被膜がボディ全体を覆うため、キズがつきにくい状態になります。ガラス系コーティングは、キズの対策になる他、ボディの美観向上や洗車の手間の軽減など、さまざまな効果が期待できます。

車のキズ消しやキズ予防にお悩みの方は、プロによるガラス系コーティングの施工を検討してみてはいかがでしょうか。