黒や紺などの濃色車は、車全体が引き締まって見え、高級感のある雰囲気を演出します。ただし、淡色車に比べ、どうしても洗車やワックスがけなどカーケア時に付いた細かなキズが目立ちやすくなってしまいます。そこで今回は、濃色車で目立ちやすいキズ、キズが付いてしまう原因、キズの予防方法などについてご紹介します。
濃色車で目立ちやすいキズとは
濃色車で目立ちやすいキズは、主に以下の通りです。
1.洗車キズ
洗車キズとは、洗車時に付着する小さいキズです。洗車スポンジでボディを洗ったり、クロスで残った水滴を拭き取ったりする際に付いてしまいます。
2.磨きキズ
磨きキズは、DIYでのワックスやコーティングがけの際に塗装面に付いてしまうキズです。スポンジなどで塗り伸ばす際や、クロスなどでの拭き取り時についてしまうケースがあります。
塗装面にキズが付く原因は?
塗装面にキズが付く原因について解説します。
1.洗車キズが付く原因
砂などの汚れが付着したままの状態、スポンジに汚れが付着した状態で洗ったときや、スポンジやタオルで力を入れて車体を擦る場合など、塗装面に細かなキズが付いてしまい、濃色車は他のカラーと比べてどうしてもキズが目立ってしまいます。
また、洗車機を利用した際にキズがつくこともあります。洗車機による洗車は手間がかからないものの、ブラシに前の車で落とした砂汚れなどが付着しているケースがあるため、濃色車の方は注意しましょう。
2.磨きキズが付く原因
スポンジにとってワックスやコーティングをかける際に、力を入れすぎてしまう場合や、拭き上げ時に硬めのウエスで強く磨き上げたときなどに、塗装面に磨きキズが付いてしまいます。ワックスがけなどの磨き作業を行う際には、十分に注意しましょう。
濃色車のキズを予防するための方法とは?
淡色車よりも細かなキズが目立ちやすい濃色車。キズから塗装面を守るには、洗車やワックスがけの際に通常よりも注意して作業することが大切です。以下のポイントを意識しましょう。
1.洗車キズの予防方法
洗車を行う際、まずは全体に水をかけて車体の汚れを落としましょう。その後は、汚れを浮かしつつ、塗装面への負担を軽減するためにしっかりと泡立てたカーシャンプーで優しく洗い上げるようにしましょう。また、洗車用品は車専用のできるだけ柔らかい素材のものを使用しましょう。
一度使ったものを再度利用する際、素材に付着していた汚れが原因で、塗装面にキズが付く恐れがありますので、使った後は、しっかりとスポンジやクロスを洗い、キレイにしておくようにしましょう。また、洗車や拭き上げ時に力を入れると塗装面にキズが付いてしまう可能性があるため、適度な力で行いましょう。
2.磨きキズの予防方法
自分で車のボディにワックスやコーティングをかける際は、力を入れすぎると、細かなキズがつく原因になります。できるかぎり力を入れず、塗装面に負担をかけないように磨きましょう。
洗車キズ・磨きキズの予防方法としてもうひとつおすすめなのが、プロによるガラス系コーティングを施工することです。ガラス系コーティングを施工することで、ボディ表面にガラスの組成に似た、非常に硬いコーティング被膜を形成しキズや汚れから塗装面を守ることができます。濃色車の塗装面にできるキズを防ぎたいという方は、ガラス系コーティングの施工を検討してみてください。
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