ガラス系コーティングの特長は、高い防汚性能と光沢やツヤ効果を発揮する点にあります。効果が長期間持続するのも特長で、愛車の美観を長期にわたって維持することができます。今回はガラス系コーティングの特長に触れながら、耐久性を保つポイントについて解説します。
ガラス系コーティングの特長
ガラス系コーティングの特長は以下の通りです。
1.被膜による高い撥水・排水効果
ガラス系コーティングは、施工することでボディに撥水被膜や疎水被膜が形成されます。撥水被膜は高い水ハジキ効果によって、ボディに降り注ぐ雨などがとどまりにくく水滴が落ちやすくなります。また疎水被膜は、排水効果が高く降り注ぐ雨がスーッと流れ落ちていくため、水滴残りによる雨ジミ・ウォータースポットの発生を予防できます。水とともに汚れを洗い流す効果もあり、ボディの美観を保つのにも有効です。
2.外的要因による劣化を抑え、ボディの美観を保つ
車のボディは常に外気にさらされています。そのため、雨・紫外線・ホコリ・鳥のフン・小石など、さまざまな外的要因によってキズや汚れが蓄積し、少しずつ劣化していきます。ガラス系コーティングは、このようなキズや汚れからボディを守るのに最適です。施工することで、塗装表面に非常に硬い被膜が形成され、キズ・汚れの他、紫外線の影響も抑えることができます。
3.効果が長期間持続する
ガラス系コーティングを施工すると、ボディの表面にガラスの組成に似た硬い被膜が形成されます。被膜の持続期間は長く、一度施工すると、防汚性能や撥水性能を長時間保持できます。しかし、効果の持続期間は車の保管方法・施工後のメンテナンス方法などによって変化することを覚えておきましょう。
ガラス系コーティングの耐久性を保つポイント
ガラス系コーティングの耐久性を保つためのポイントは以下の通りです。
1.定期的な洗車を行う
空気中の微細なゴミやホコリがボディに付着するので、そこまで汚れていないように見えても、定期的に洗車することが大切です。洗車の頻度は、「運転する回数が多い場合は2週間に1度」「回数が少ない場合は2か月に1度」など、使用頻度に合わせて行いましょう。定期的に洗車し、ボディの汚れを落とすことで耐久性を保つことができます。尚、通常の洗車は水洗いだけでもしっかりと汚れを落とすことができます。
2.保管は外気の影響を受けにくい環境で
日光や雨風はガラス系コーティングに悪影響を及ぼし、コーティング被膜の劣化を招きます。車の保管方法が劣悪な場合、耐久性が低下する恐れがあるため、屋根付きの駐車場や屋内駐車場、ガレージなどに保管しましょう。外気の影響を受けにくい環境で保管することで、コーティング被膜が劣化しづらくなります。
3.1年に1回はプロによる定期メンテナンスを
洗車を欠かさず、保管状況に優れていたとしても、時間の経過とともにどうしてもコーティングの性能は低下してきます。そのような状況を改善するには、プロによる定期メンテナンスが有効です。通常、プロ施工のガラス系コーティングは、種類にもよりますが、1年や半年ごとの定期メンテナンスを受けることにより、その効果が継続されます。施工したガラス系コーティングの性能維持を長期にわたって実現させるには、プロによる定期メンテナンスを必ず受けるようにしましょう。
「定期的な洗車」「外気の影響を受けにくい環境での保管」「プロによる定期メンテナンス」の3つのポイントを抑えることで、ガラス系コーティングの耐久性を維持しやすくなります。効果を長く保持するためにも、3つのポイントを理解し、実践するようにしましょう。
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