鳥のフンが塗装剥がれの原因に!知っておきたい対処方法と予防対策

季節を問わず車に付着する鳥のフン。見た目が悪くなるだけでなく、放置すると車の塗装にまで侵食し、塗装剥げの原因になることもあります。
今回は、鳥のフンが付着した際の対処方法をはじめ、鳥のフンの付着を未然に防ぐための対策などについてもご紹介します。

■鳥のフンが車に与える悪影響

1.汚れや臭いだけでなく、見た目が悪くなる

鳥のフンが車に付着することで、車のボディが汚れたり、臭いがついたりするだけではなく、車の見た目そのものが悪くなるので注意が必要です。

2.車の塗装を剥がす・サビの原因になる

鳥のフンは酸性やアルカリ性で、車の塗装を剥がしてしまうほど強力です。放置すると塗装が剥がれるのはもちろん、サビの原因になるなど車のボディにさまざまな悪影響を及ぼします。

■車に鳥のフンが付着した際の対処方法

1.鳥のフンが柔らかい場合

鳥にフンを落とされたとしても、あまり時間が経っていなければ拭き取るだけで簡単に除去できます。
拭き取る際は、水を含んだマイクロファイバークロスや洗車用ワックスシートを使うとキズがつきにくく便利です。フンをふやかすようにして優しく拭き取るようにしましょう。
マイクロファイバークロスや洗車用ワックスシートがない場合は、水を含んだウェットティッシュを利用しましょう。

2.鳥のフンが固まっている場合

ボディに固着した鳥のフンを取り除く際には注意が必要です。無理に剥がそうとすると、塗装面も一緒に剥がれてしまう可能性があるため、できるだけふやかしてから除去しましょう。タオルと80℃前後のお湯があれば、落とすことができます。
フンが付着した部分にタオルを当て、そこに80℃前後に熱したお湯をかけます。そのまま5分ほど置いておくと、汚れがふやけて拭き取りやすくなるのです。
尚、作業の際はヤケドにじゅうぶん注意してください。

3.複数個所に鳥のフンが付着している場合

鳥のフンの付着箇所が多いときは、雨の日やホースでの散水後に拭き取ると効率的です。雨の日やホースでの散水後は、車の周りの空気に水分が多く含まれているため、固着したフンを落としやすくなります。付着してすぐの状態なら、水で流すだけでも鳥のフンを落とすことができます。
時間が経過して完全に固着してしまった場合は、水で流すだけでは完全に取り除けません。それぞれの箇所は上記のようにタオルとお湯を使ってふやけさせて、除去しましょう。

■鳥のフンの付着を未然に防ぐ対策

1.サイドミラーをたたむ

鳥のフンの付着を防ぐ効果的な方法のひとつが、駐車時に車のサイドミラーを畳むことです。ミラーの反射に興味を示したり、縄張り意識の高い鳥が攻撃をするために寄ってきたり、サイドミラーには鳥を引き寄せる効果があります。サイドミラーを畳むだけで車に近づく鳥が減り、フンを落とされるリスクが軽減します。
サイドミラーが畳めない場合は、カバーをつけると同じ効果が期待できます。

2.車にカバーをかける

鳥のフンの付着を防ぐのにもっとも適しているのが、駐車時に車全体にカバーをかけることです。外部環境からボディを遮断できるため、鳥のフンだけでなく、あらゆる汚れからボディを守れます。
強風でカバーがめくれる可能性があるため、ロープや重りなどでカバーがめくれないように工夫しましょう。カバーの着脱はめんどうですが、鳥のフンの付着を確実に防ぐことができます。

 

サイドミラーを畳んだり、カバーをかけたりすることで、駐車時の鳥のフンの付着を確実に減らすことができます。
ドライブ中の付着は完全に防げないため、鳥のフンが車のボディに付着しているのを見つけたら、できるだけ早く取り除きましょう。