ガラス系コーティング施工車にしつこい汚れがついたときの対処方法

ガラス系コーティングを施工すると、通常の汚れであれば水洗いで簡単に落とすことができます。しかし、固着した汚れや油汚れなどは、水洗いだけでは落としにくいことも。今回は、ガラス系コーティングを施工した車にしつこい汚れがついてしまったときの対処方法をご紹介します。

水洗いで落ちにくいのはどんな汚れ?

ガラス系コーティングを施工していれば、砂やホコリ、泥などの通常の汚れは水洗いで簡単に落とせます。その理由は、ガラス系コーティングがボディの表面に非常に硬い被膜を形成し、汚れを付着しづらくさせているから。

しかし、ガラス系コーティングをしていても水洗いだけでは落とせない汚れもあります。
例えば、鳥のフン・樹液・タール・油汚れ・固着した花粉や黄砂など。このような粘土が高くてこびりつきやすい汚れは、水洗いプラスアルファの洗浄が必要です。

水洗いでは落ちにくい汚れの洗浄方法

鳥のフン・樹液・タール・油汚れ・固着した花粉や黄砂など、水洗いだけでは落とせない汚れは、以下の方法で洗浄しましょう。

1. 柔らかいスポンジを水で十分に濡らします。
2. カーシャンプーを適量つけ、スポンジに揉み込みしっかりと泡立てます。
3. 泡で優しくボディを洗います。こすりすぎないように注意してください。
4. 洗い終わったら水ですすぎます。
5. 濡れたままにしておくとシミになることがあるので、柔らかいタオルなどで水分を拭き上げます。

カーシャンプーでも落ちにくい汚れの洗浄方法

長期間放置してしまい、汚れがボディにこびりついている場合、カーシャンプーだけでは落とせないことがあります。その際は熱の力を利用して汚れを浮き上がらせてから洗浄しましょう。

1. 濡らしたタオルを汚れが固着した箇所に乗せます。
2. その上から80℃以上の熱湯をかけ、汚れに浸します。
※やけどしないようにじゅうぶん注意してください。
3. 温度が下がらないようにドライヤーで5分~10分ほど温めます。
4. タオルをどけ、スポンジとカーシャンプーで優しくこすります。
5. 十分にすすぎ、タオルで水分を拭き取ります。

ボディにシミができてしまったときの洗浄方法

ガラス系コーティングの被膜にシミができてしまった場合は、コーティング施工車専用クリーナーを用いて洗浄しましょう。

1. シミがついている部分を水で濡らします。
2. スポンジにクリーナーを少しつけ、シミに塗り広げ、こすり落とします。
3. クリーナーが白く乾いたら、スポンジでなでながら水ですすぎましょう。
4. すすぎ終わったら柔らかいタオルなどで水分を拭き取ります。

なお、硬くこびりついている鳥のフンや樹液などには、クリーナーを直接つけてください。濡らしてよく絞ったタオルを乗せ、液剤を浸透させます。5分~10分程度経ったら、スポンジでこすり落としてください。
※尚、クリーナーの種類によって使用方法が異なる場合がありますので、詳しくは商品説明書をご確認の上使用してください。

年末年始や冬休みに自然の多い場所に行ったり、車の多い道をドライブしたりする予定の方は、水洗いでは落とせない汚れがつく可能性が……。もし汚れがついてしまったら、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。