雪や融雪剤などの影響で車のボディが汚れがちな冬。「冬場はしかたがない」とあきらめている方もいるかもしれませんが、しっかりとしたカーケアを行うことで冬場でも車のボディをキレイに保つことができます。今回は、冬場の汚れから車のボディを守るためのカーケアについてご紹介します。
泥雪・土ホコリ・融雪剤……冬は車が汚れやすい要因がたくさん
●空気が乾燥するので土ホコリが舞いやすい
雪が降らない地域では、冬になると空気が乾燥するため、土ホコリが舞いやすくなります。舞い上がった土ホコリが付着すると、ボディが全体的にくすんだり汚れたりしてしまいます。
●土が混じった雪がボディにはねる
雪の降る地域では、溶けかけの水っぽい雪に泥が混じったものが路面に溜まります。そこを車で走行すると、車のボディに汚れた雪が付着してしまいます。特に、ボディの下の方やタイヤ周りに汚れがつきやすくなります。
●融雪剤・凍結防止剤に含まれる塩化薬剤がサビを生じやすくさせる
積雪の多い地域では、アイスバーンを防ぐために道路に融雪剤・凍結防止剤がまかれていることがあります。融雪剤・凍結防止剤には塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの薬剤が含まれているため、それが車にはねると金属部分や足周りをサビつかせる原因になることがあります。
冬の外的要因から車を守るには、ガラス系コーティングがおすすめ
冬特有の汚れを防ぐには、ガラス系コーティングの施工がおすすめです。
ガラス系コーティングを施工すると、ボディ表面がガラスの組成に似た、非常に硬い被膜で覆われるため、土ホコリや泥雪などの汚れがつきにくくなります。また、融雪剤・凍結防止剤の塩化薬剤によるダメージ予防にも効果的です。
さらに、汚れがついてしまっても水洗いで簡単に落としやすくなるので、冬場の洗車も楽になります。本格的な冬が来る前に、一度ガラス系コーティングの施工を検討してみてください。
ガラス系コーティングとあわせて車のメンテナンスも
ガラス系コーティングの施工とあわせて冬前に行っておきたいのが、基本的なカーメンテナンスです。年末年始や冬休みに車で遠出をする方は特に、安全&快適なドライブのためにメンテナンスを行いましょう。
●ヒーターの点検とメンテナンス
ヒーターを正常に機能させるための冷却水は十分に入っているか・送風機モーターの故障はないか・オートエアコンシステムの故障はないかなど、本格的な冬が訪れる前にチェックしましょう。
●バッテリーの点検とメンテナンス
冬場は、気温の低下にともなってバッテリー上がりが起きやすくなります。バッテリー液の液量が適正範囲内にあるかを点検し、必要に応じてバッテリー液の補充を。あわせて、比重のチェック・バッテリーの電圧チェックも忘れずに。
●ウォッシャー液の点検&メンテナンス
冬場は、ボディのみならずフロントガラスも泥雪や土ホコリで汚れやすくなります。フロントガラスの汚れを落とすためのウォッシャー液が十分にあるかも、点検しておきましょう。
これらのメンテナンスは、ガソリンスタンドやカーショップで行えます。冬前に基本的なカーメンテナンスを済ませ、安全で快適なドライブを楽しんでください。
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