車のドアノブにキズ!自分でできる補修と予防法

車に乗るたびに触れるドアノブ。最近はキーレスになってきたため、鍵穴にキーを差し込むことも減ってきましたが、それでもよく見てみると細かなキズが付いていることがあります。それらのキズは車のドアを開ける際に、爪や指輪・カバンなどが擦れて付いてしまうケースが多いものです。そこでこの記事では、車のドアノブに付いたキズの消し方や予防法についてご紹介します。

グリップタイプはキズが付きやすい?2種類あるドアノブの形状

車のドアノブには「フラットタイプ」「グリップタイプ」の2種類の形状があります。フラットタイプは板状のプレートを引き上げてドアを開けるものです。プレートが縦型の場合もあり、その際はプレートを片側に倒すようにしてドアを開けます。一方、グリップタイプは取っ手部分が棒状になっているもの。手で握り、手前に引くことでドアが開けられます。
キズが付きやすいのは「グリップタイプ」です。車のボディより外に出っ張っているので、引っかきキズや擦れキズが付きやすくなります。またドアノブを握るときに、爪が当たってしまうことも少なくないでしょう。

自分で対処できる!車のドアノブに付いたキズの消し方

車のドアノブに付いたちょっとしたキズは、専門の業者に依頼しなくても自分で消すことができます。車のドアノブのキズを消す方法は下記の通り。

●ワックス
ワックスでドアノブ全体を磨くことで、キズを目立たなくできます。ワックスをかけることで、キズに入り込んだ汚れを落としつつ、そのままキズを埋めてくれます。またワックスの効果で、キズが消えるだけでなくツヤが出て、ドアノブ周辺がピカピカになるでしょう。

●コンパウンド
コンパウンドはキズ周りの塗装を軽く研磨し、キズを目立ちにくくするものです。少し擦れた程度のキズであれば、きめの細かいコンパウンドでも十分な効果があるでしょう。塗装面を磨くときのポイントは、キズに対して平行・直線的に磨くこと。またキズ周りを少し広めに磨いていくと、キズが目立ちにくくなります。

専用アイテムで事前に防ぐ!ドアノブのキズの予防法

電動スライドドアなどを除き、車に乗るときは必ずと言っていいほどドアノブに手を触れます。しかし、キズを付けないように毎回意識しながらドアに触れるのは難しいものです。そこでおすすめなのが、「プロテクションフィルム」です。ドアノブ裏にプロテクションフィルムを貼り付けて、引っかきキズや擦れキズが付くのを予防します。プロテクションフィルムは汎用タイプや自分の車の形にカットしたりしてDIYで貼ることも可能ですが、気泡やしわが入ってうまく貼れず、見た目が損なわれてしまうケースもありますのでプロに施工を依頼するほうが安心でしょう。プロ施工コーティングショップやカーディーラーなどでプロテクションフィルムのサービスメニューを持っている店舗に依頼するようにしましょう。

ドアノブは気づかぬうちにちょっとしたキズが付いてしまうものです。ちょっとしたキズであれば自分で補修できるので、定期的に確認を。一方で、キズが深い場合や細かくて作業がしにくいところのキズは専門業者に依頼するとよいでしょう。