秋はカーメンテナンスの季節！行楽シーズンに備えた点検＆ケアを

秋のカーメンテナンスは「車に残った夏の疲れをとる」「秋の行楽シーズンに備える」ことが大切。また、秋は気候的にも心地よくメンテナンスに適した季節です。そこで今回は、秋にしたい車の点検＆ケアについてご紹介します。

バッテリー・タイヤ……夏のダメージはここをチェック！

夏の強烈な暑さや紫外線によって、車は酷使されるものです。そんな夏に受けたダメージで劣化が考えられる部分は下記の通り。

●夏のエアコンで酷使された「バッテリー」
車のエアコンの使用は、普段の倍以上の電力を消費します。そこに暑さも相まって、夏はバッテリーに大きな負担がかかるものです。そのままの状態で秋の行楽シーズンに車で出かけたときに、バッテリー上がりのトラブルが起こるなんてことも……。
そうならないために、「バッテリー液が十分にあるか」などバッテリーのチェックや交換などをしてみてください。

●夏の暑さで劣化したかもしれない「タイヤ」
ゴムでできているタイヤは、高温や紫外線にとても弱いものです。そのため夏の暑さでタイヤが劣化して、秋のお出かけ時にパンクしてしまう恐れもあります。
そうならないために、「タイヤのスリップサインが出ていないか」「ひび割れなど外傷はないか」「適正な空気圧であるか」などタイヤのチェックをしましょう。

●夏の紫外線で黄ばんだかもしれない「ヘッドライト」
車のヘッドライトは紫外線が原因で黄ばむことがあります。黄ばんだままにしていると、ライトが暗くて前方が見えづらくなることも。ヘッドライト専用のクリーナーなどを使用して、しっかりとお手入れをしましょう。
また、秋になると日の入りの時間が早くなり、ライトの出番が増えます。「ヘッドライトを点灯したときに片方付かなかった」というようなトラブルにならないよう、お出かけ前は全てのライトをチェックしましょう。

●夏の紫外線の影響を受けやすい「ワイパー」
ゴムの部分が傷んだり、ワイパーブレードが錆びたりなど、ワイパーも紫外線の影響を受けやすいものです。亀裂が入ったゴムをそのまま使うと水はけが悪くなり、大きな事故につながりかねません。秋は降水量が多い季節なので、急な雨に備えてきちんとワイパーのチェックをしておきましょう。

硬い被膜でボディを守る！紫外線予防にもガラス系コーティング

夏の間、強い日差しを浴び続けている車のボディ。特に黒や紺など濃い色の車は、ボディが焼けやすいものです。最悪の場合、塗装が剥がれたり、色あせたりなど目に見える劣化が起こることもあります。
紫外線による劣化を起こさないためには、ガラス系コーティングの施工がおすすめです。ガラス系コーティングの硬い被膜は強い耐候性があるので、紫外線からボディを守ります。またボディにツヤを出したり、キズや汚れを付きにくくしたりする効果もあります。

トラブル回避！秋のドライブに備えた点検を

長距離ドライブに備えて、「ウォッシャー液」「冷却水」の点検・補充もしましょう。ウォッシャー液が不足していると、フロントガラスの汚れが落とせず視界がクリアになりません。また、冷却水が不足していると走行中にエンジンがオーバーヒートする恐れがあります。カーショップやガソリンスタンドで点検してもらえるので、給油ついでに確認してはいかがでしょうか。

秋は連休が多く、お出かけする機会が増えるものです。出先でトラブルに見舞われないためにも、しっかりと愛車を点検＆ケアしましょう。