夏のドライブで悩ましいのが、虫の死骸。帰省や旅行など長距離ドライブのあとには、車のボディ部分に黒く点々とたくさんの虫が付いていることがあります。そこで今回は、虫の死骸が車に及ぼす影響やボディにこびり付いた虫の落とし方、ドライブ前の対策についてご紹介します。
塗装面を侵食してシミになることも!虫の死骸の影響とは
虫の死骸による汚れは、すぐに洗い流せば簡単に落ちるものがほとんどです。しかし、時間がたつと乾燥・硬化して落としづらくなります。また、夏の暑さでこびり付いた虫の死骸がボディに焼き付いて、より汚れが落ちにくくなることも。
さらに、多くの虫は強い酸性の体液をもっています。そのような虫の死骸が車のボディに付着すると、虫から出た酸性の体液で塗装面を侵食してシミになってしまう場合もあります。
なるべく早く対処!車にこびり付いた虫の落とし方

車のボディに付着して間もない虫の死骸であれば、水で洗い流すだけで落とせることもあります。しかし、ある程度時間が過ぎると簡単には落とせないことも。ボディにこびり付いてしまった虫の死骸を落とす方法は下記の通り。
●お湯でふやかす
ボディをキズつけずに虫の死骸を除去するには、「虫の死骸をふやかす」ことが大切。そこで、濡らしたタオルをボディにのせ、その上から熱湯(80℃以上)をかけて十分浸してください。温度が下がらないようにドライヤーで5~10分温めて、タオルを取り除いてから再度水洗いを行なってください。
●虫取り専用のカーシャンプーやクリーナーを使う
水やお湯だけで虫の死骸が取れないときは、虫取り専用のカーシャンプーやクリーナーを使います。虫取り専用のカーシャンプーやクリーナーには虫の体液を分解するケミカル剤が配合されているので、ボディに付いた虫の死骸を落としやすくする効果があります。拭き取りの際は、ボディにキズが付かないようマイクロファイバークロスのような柔らかい布を使いましょう。
長距離ドライブの前に!虫のこびり付きを防ぐにはガラス系コーティング

虫の死骸のこびり付きを防ぐには、事前の対策も大切。そこで、帰省や旅行などの長距離ドライブの前は、ガラス系コーティングを施工してみてはいかがでしょうか。ガラス系コーティングを施工すると非常に硬い被膜でボディが覆われるので、虫の死骸による塗装面の劣化を防ぎます。また、汚れが付着したとしても水洗い洗車で簡単に洗い流せるため、長距離ドライブ後に虫がついたとしても洗車で簡単に落としやすく、洗車の負担を軽くすることができます。
尚、先ほどご紹介しました虫取り専用のカーシャンプーやクリーナーをガラス系コーティングの被膜の上から使用すると、コーティングにダメージを与えてします恐れがありますので注意しましょう。
虫の死骸による汚れは、長時間放置しておくと塗装面を侵食してシミになることがあるので、早めの対処を心がけましょう。また、虫の死骸などの汚れからボディを守るためにガラス系コーティングで対策してはいかがでしょうか。
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