スギ花粉が落ち着いたかと思いきや、4~5月はヒノキ花粉、5~6月はイネ花粉とまだまだ花粉シーズンは続きます。そこで気を付けたいのが車内に入ってくる花粉です。花粉症の方は、くしゃみや鼻づまりから頭がぼんやりして運転に支障をきたすことも。そこで今回は、車内の花粉を抑える対策をご紹介します。
車外の花粉をシャットアウト!車内に花粉が入らないようにするには?

車を運転するときの少しの心がけで、車内に入る花粉を抑えることができます。詳しくは以下の通り。
●エアコンを内気循環にする
エアコンには、外気を車内に入れる「外気導入」と車内の空気を循環させながら温度を下げる「内気循環」の2種類があります。外気導入にすると外気と一緒に花粉が車内に入ってしまうので、内気循環を選ぶようにしましょう。また、最近の車はオートエアコンが多いので、どちらの方法でエアコンが作動しているのか確認することも大切です。
●静電気の起きにくい衣類を着用する
花粉は静電気で付着しやすくなるので、ウールやフリースなど静電気が生じやすい洋服はなるべく避けましょう。花粉の多い時期には、ポリエステルやレザーなどつるつるした素材が最適。これらの素材は花粉の付着を抑えるだけでなく、花粉を払い落とすのにも適しています。また、帽子をかぶったり髪をまとめたりして、身体に直接付着する花粉の量を減らすのも効果的です。
●窓を開けて運転しない
暖かくなり、風が気持ちいい季節。そんなときは、ついつい窓を開けて運転したくなります。しかし、そこはグッと我慢。花粉は空気中に飛散しているので、窓を開けると大量の花粉が車内に入ってきます。当たり前のことですが、花粉シーズンは窓を閉めて運転しましょう。
車専用の花粉除去アイテムを活用!車内の花粉を抑えるには
どんなに注意をはらっていても、完璧に花粉の侵入を防ぐことはできません。そんなときは、車内の花粉を除去するアイテムを積極的に使いましょう。
●フィルター型の車載用空気清浄機を置く
車載用空気清浄機には、「イオンを発生させて臭い成分やカビを分解するもの」と「フィルターを使って空気中の粒子をキャッチするもの」の2種類があります。花粉のような空気中の小さな粒子を取り除くには、フィルター型が効果的。車内のシートやマットに付着している花粉も除去できます。
●花粉除去ができるエアコンフィルターを取り付ける
エアコンフィルターを高機能なものに取り替えるのも、車内の花粉を除去する方法のひとつ。一般的なエアコンフィルターよりも目が細かく、小さな花粉をとらえます。なかには、PM2.5までブロックしてくれるものも。エアコンを内気循環にして、高機能フィルターで車内の花粉をキャッチしましょう。
花粉が溜まりやすいところは念入りに!欠かせないのは車内のこまめな掃除

それでも除去しきれなかった花粉は、なるべくこまめに掃除して取り除きましょう。車内で花粉が溜まりやすいところは、シートの縫い目・ダッシュボード・メーター・足元のシートなどの隙間部分です。掃除機で吸い取ったあとに丁寧に水拭きをすると、花粉の飛散が防げます。風が穏やかで比較的花粉が少ない日を選ぶなど、掃除のタイミングを見計らうのもポイントです。
車内の花粉をそのままにしておくと、花粉症の症状が出て運転の妨げになるだけでなく、車内に花粉によるシミができる場合もあります。車に乗る機会の多い方は、今回ご紹介した花粉対策をしてクリーンな車内を心がけてください。
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