オープンカーの魅力は、なんといってもその開放感。季節の風や匂いを肌で感じながら走る楽しさは、一般車では得られないものです。
しかしその反面、外気にさらされるという性質ゆえの車へのダメージもあり、多くのユーザーを悩ませているのも事実。そもそも、オープンカーは「実用性・利便性重視の車」というよりは「スタイルを愛する車」。だからこそ、一般の車よりもケアやメンテンナンスに気を遣い、常に美しく快適な乗り心地を保ちたいものです。
そこで今回は、ぜひ知っておいていただきたいオープンカーのケア方法をご紹介します。
每日のケアが美しい車をつくる!オープンカーの日常ケア

・走行時
直射日光にさらされる状況下では、シートが思わぬ高熱になることがあります。特にシートが本革の場合には、ビニール製品を直接置かないよう注意しましょう。ビニールが変質し、シートに付着する恐れがあります。
・走行後
車体や内装に付着したほこりや砂は、きちんと落としましょう。また、車体が雨などで濡れた場合には、しっかり水分を拭き取ってから風通しの良い場所で乾燥させることも忘れずに。水滴をそのままにしておくとウォータースポットが生じ、塗装へのダメージの原因になることも。
・保管時
オープンカーは、風通しが良く、直射日光が当たらない屋根のある車庫に保管するのがおすすめです。また、こういった車庫内であっても、雨天時にはボディカバーをかけておくことがいいでしょう。
ソフトトップをダメージから守るためのケア対策
ソフトトップと呼ばれるオープンカーの屋根に覆う部分は、色落ちなどのダメージを受けやすいポイント。オープンカーでソフトトップを使用するのは主に雨天時や冬季のため、雨や冷気によって付着した水滴が染み込み、ダメージ原因となってしまうことがあります。これを防ぐためには、走行後しっかり水分を取っておくことですが、ソフトトップクロスに撥水性のコーティング剤を塗って保護するのもおすすめです。
オープンカーは、洗車にも気を遣って!
美しいコンディションを保つためには、少なくとも月に一度程度は洗車をしましょう。ただし、ソフトトップのオープンカーを自動洗車機やスチーム・高圧洗車機にかけることは避けましょう。
以下では、部位ごとの洗車方法と注意点をご紹介します。
・外装
柔らかいスポンジでやさしく洗車しましょう。このとき、室内への水の侵入を防ぐために、ウィンド周りには強く水をかけないように注意。
・ソフトトップ部分
こちらも室内への水の侵入を防ぐために、ソフトトップと窓ガラスの継ぎ目部分には水を強くかけてはいけないということを覚えておきましょう。
洗い終わったソフトトップは、必ず完全に乾かしてから収納すること。濡れたままの状態では、車内への水の侵入・劣化・縮み・カビ・サビの原因となってしまいます。
・内装
オープンカーの場合、内装部分にも砂やほこりがたまりやすいので、定期的にしっかり掃除することが大切です。
每日のケアで愛車を常にベストコンディションに

いかがでしたか。
オープンカーは、日常に彩りを添えてくれる特別な乗り物。お気に入りの一台を長く楽しむために、每日のお手入れ方法を今一度見直してみてください。
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