ガラス系コーティングはどんな人におすすめ?セルフでできるワックスとの違いとは

車のボディにツヤや輝きを与える主な手法として、自分でワックスやコーティングを施工すること、ガラス系をはじめとしたプロによるコーティング施工をすることの2つの方法があります。今回は、ワックスとプロ施工ガラス系コーティングの違いやどんな人にガラス系コーティングはおすすめなのかなどについてご紹介します。

特長が大きく異なるワックスとガラス系コーティング

ワックスとガラス系コーティングのそれぞれの特長は以下のとおりです。

 ・ワックス
ワックスとは、主にカルナバ蝋などを用いた油性系の艶出し剤のこと。ワックスを塗ると、ボディの表面に油脂系の被膜が形成されます。雨や汚れから塗装を守り、ボディにツヤを出す効果がありますが、持続性や強度は高くありません。リーズナブルかつ自分で簡単に作業ができますが、定期的に塗り直すなどの手間がかかります。

 ・ガラス系コーティング
ガラス系コーティングは、ボディ表面にガラスの組成によく似た被膜を形成するコーティング剤のこと。コーティング被膜はボディにツヤを出すだけでなく、非常に硬く塗装面にキズや汚れを付きにくくする効果もあります。水洗いだけでも汚れが落ちやすいので、洗車の負担を減らせます。
保護効果が高く、耐久性に優れていることから、長くボディを美しく保てるのがガラス系コーティングの特長です。

手軽で安いワックスと強度・耐久性に優れるガラス系コーティング

ワックスとガラス系コーティングにはどのような違いがあるのか、4つの項目からそれぞれの違いを解説します。

 ・成分
ワックスとガラス系コーティングの大きな違いは、成分です。ワックスは油脂系、ガラス系コーティングは非常に硬いガラス系の被膜で塗装面を覆います。

・強度や耐久性
ワックスは油脂性のため柔らかく、ガラス系コーティングは非常に硬いのが特長。また、ガラス系コーティングは撥水効果が高く雨で剥がれないため、耐久性にも優れています。

・施工方法
ワックスは簡単に誰でも施工することが可能です。一方ガラス系コーティングは、専門的な知識や卓越した技術、専用の機材や施設が必要なことから素人では難しく、プロに任せるのがほとんどです。

・作業の負担や手間
ワックスは費用を節約できますが、セルフメンテナンスのため手間と時間がかかります。ガラス系コーティングはプロに依頼するため少し費用は掛かってしまいますが、依頼後は完成するのを待つのみです。

セルフで手軽に済ますかプロに依頼して強度と耐久性を保つか

セルフで手軽にメンテナンスできるワックスと、プロに依頼するガラス系コーティング。それぞれにメリットがあるワックスとガラス系コーティングですが、以下のような方にはガラス系コーティングがおすすめです。

・手軽さよりもボディの強度や耐久性を重視したい方
・日々の洗車の負担を軽減したい方
・ボディの美しさを維持したい方

ひとつでも当てはまる方は、ガラス系コーティングを施工してはいかがでしょうか。キズや汚れがつきにくく、セルフメンテナンスの負担を軽減でき、ボディのツヤや輝きを維持できるガラス系コーティングで、車を美しく保ちましょう。