ボディについた小さなキズは消せる？その対処法とは

車を運転していると、気づかないうちに車のボディにキズがついていることがあります。小さなキズであれば簡単なケミカルを使ってDIYで対処することが可能です。今回は、小さなキズを消すための対処方法と必要なアイテムについてご紹介します。

細かなキズにはキズ消しワックスが便利

走行中のチリや砂が原因でつくキズは避けられません。また、洗車を重ねることで、うっすらと洗車キズがついてしまうことも。キズ自体は浅くてよく見ないとわからない程度ですが、愛車となると気になる方もいるでしょう。

洗車キズのような小さなキズの対処には「キズ消しワックス」を利用しましょう。キズ消しワックスには埋めて消すタイプと削って消すタイプとがあります。埋めて消すタイプはワックスに含まれる樹脂成分がキズを埋めて見えなくさせる効果があります。削って消すタイプはワックス成分に含まれる研磨材が細かなキズを削り平滑化させます。

使い方は、まず洗車してボディについた砂やホコリ、汚れを洗い落し、水分を拭き取ります。

次にワックスに付属している専用のスポンジやクロスで通常のワックス掛けと同じように作業していくだけです。アイテムによっては乾燥や拭き取りが不要のものもありますので、製品の使用方法を確認の上作業してください。

水をつけて消えるレベルのキズにはコンパウンドを

コンパウンドとは、研磨材を配合したケミカルのことです。

コンパウンドで気になるキズのまわりを削ることで全体を平滑化させ、キズを目立たなくさせる効果があります。コンパウンドで消すことのキズは、水をつけると一瞬キズがわからなくなることが目安となりますので、気になるキズ部分に、指に水をつけた状態でなぞってみて、消えるかどうか確かめてみましょう。

キズの深さや大きさによって、コンパウンドの番手を変えて使っていく必要があります。粗い番手のものだけを利用すると、磨いた箇所が逆に目立ってしまうことになりますので、最終的に目立たなくなるよう細かな番手のものを上から磨いていくようにしましょう。

使い方は、まず磨く箇所についた砂・ホコリなどを水で洗い流し、水分は残さずに拭き取ります。次に、キレイな乾いた布やコンパウンド専用のスポンジにコンパウンドを少量つけ、キズがついた箇所を磨きます。円を描くように動かすとムラが出るため、縦→横→縦と直線的に動かしましょう。また、全体を一気に作業せず、50cm四方を目安に部分的に作業していくことで、よりキレイに仕上がります。番手を変更する際は、布やスポンジも替えて使用してください。

ボディのキズを防ぐガラス系コーティング

ボディにつくキズを防ぐ方法として有効なもののひとつが、ガラス系コーティングの施工です。ガラス系コーティングを施工することで、ボディはガラスのような非常に硬い被膜で覆われます。ボディと外気が接触しなくなるため、キズや汚れからボディを守り、キズつきを軽減します。また、ガラス系コーティングはキズを防ぐ以外にも、汚れの付着も防止し、艶やかなボディを演出、美しい美観を長期間維持します。

ガラス系コーティングの施工には、丁寧な下地処理が必要で、美しく仕上げるには経験と技術が必要不可欠です。個人でガラス系コーティングを施工すると、コーティングにムラが出たり、耐久性が低下したり、さまざまなトラブルにつながるため、経験豊富なプロに依頼するようにしましょう。