2018.11.07 メンテナンス

安全で快適なドライブのために！ドライブ前にしておきたい車のメンテナンス

行楽シーズンの季節、美しい景色を見に多くの方がドライブにでかけます。ドライブを快適に楽しむには、車の安全が欠かせません。そのため、でかける前には車の安全性をしっかりチェックしましょう。今回は、ドライブ前のメンテナンスについてご紹介します。

バッテリー上がりを防ぐ

バッテリーは、エンジン・カーナビ・ヘッドライト・カーステレオ・エアコンなど、車の電気系統を動かすために必要なパーツです。バッテリーが上がると、エンジンを始動できなくなるため、ケーブルで他の車から電気をもらわなければなりません。ドライブをスムーズに楽しむためにも、バッテリー上がりは避けたいトラブルです。

バッテリー上がりを防ぐために必要なのが、バッテリー液の点検です。バッテリー液が減っていると放電・蓄電が十分にできず、バッテリー上がりが起こりやすくなります。ドライブ前に残量を確認し、バッテリー液が少ない場合は補充しましょう。バッテリー液がバッテリー本体のLOWER（下限）という線を下回っていたら、補充の合図です。

その他、バッテリーが上がる前には、エンジンのかかりが悪い・パワーウィンドウの動きが遅い・ランプ類が暗くなるなどの現象が起こります。また、バッテリーは2年～3年が交換の目安とされているので、前回の交換から2年以上経っている場合は、専門店で状態を確認してもらいましょう。

エンジンオイルの状態をチェック

エンジンオイルは、エンジン内の金属の摩擦・エンジン内で発生する熱の冷却・エンジン内の汚れの洗浄など、さまざまな役割を持っています。エンジンオイルが劣化すると、これらの役割が十分に果たせないだけでなく、加速や燃費が悪くなる・エンジン内の損傷などのトラブルが発生します。

最悪、エンジンが焼け付いて動かなくなってしまいます。エンジンのトラブルを避けるためには、事前にエンジンオイルの状態を確認することが大切です。エンジンオイルの状態は、エンジンについているオイルレベルゲージで簡単にチェックできます。

エンジンからゲージを引き抜き、ペーパータオルなどでオイルを拭き取ります。再度エンジンにゲージを入れてから引き抜き、付着したオイルをペーパータオルなどに垂らします。

オイルが飴色やきれいな茶色で、スラッジが少なければ交換の必要はありません。色が黒く、スラッジがべっとりと付着するような状態であれば、エンジンオイルが劣化しています。カーショップやガソリンスタンドでエンジンオイルを交換しましょう。

タイヤの状態をチェック

タイヤは常に地面と接しているパーツです。タイヤの状態が走行中の快適性・安全性につながるため、ドライブ前にタイヤの空気圧をチェックしましょう。

空気圧が高すぎると「走行時の衝撃が吸収されにくく乗り心地が悪い」「タイヤと地面の接地面積が少ないためスリップしやすい」などの問題が発生します。反対に、タイヤの空気圧が低いと「ハンドルの操作性が悪い」「高速走行時にバーストしやすくなる」などの問題につながります。

走行時のトラブルを防ぐためにエアゲージで空気圧を適正にしましょう。エアゲージはガソリンスタンドなどに置かれているので、スタッフなどに依頼してチェックしてもらうと良いでしょう。

また、タイヤの溝が浅い場合も要注意です。溝が浅いと湿った路面でスリップしたり、制動距離が伸びて事故の原因になったりします。専門店でタイヤの溝の状態を確認してもらい、溝が浅い場合はタイヤの交換をおすすめします。

それ以外にも、合計以下15項目の日常点検をすることで、常に車を安全に乗ることを意識してください。

①ウィンドウォッシャー液の量
②ブレーキ液の量
③バッテリー液の量
④冷却水の量
⑤エンジンオイルの量
⑥タイヤの空気圧（スペア・タイヤ含む）
⑦タイヤの亀裂、損傷および異常な摩耗
⑧タイヤの溝の深さ
⑨ランプ類の点灯・点滅およびレンズの汚れ、損傷
⑩ブレーキペダルの踏みしろ、ブレーキの効き
⑪パーキングブレーキレバーの引きしろ
⑫ウィンドウォッシャーの噴射状態
⑬ワイパーの拭き取りの状態
⑭エンジンのかかり具合、異音
⑮エンジンの低速および加速の状態