じめじめとした日本の夏。家の中だけではなく、車内の湿気に悩まされている方も多いかもしれません。湿気は、放っておくと車内の快適性に悪影響を与えるだけでなく、交通事故を招く要因にもなりかねません。快適性の維持と安全運転のためにも、湿気対策は重要です。今回は、車内の湿気対策についてご紹介します。
カビやニオイも湿気が原因

湿気は、以下のような問題を引き起こす場合があります。
・カビの発生
車内に湿気がこもると、カビが繁殖します。カビは、ぜんそく、鼻炎などのアレルギー症状の他、さまざまな健康被害を引き起こす要因となります。健康維持のためにも、車内の湿気を取り除き、カビの繁殖を防ぐことが大切です。
・ニオイの充満
湿気は、車内のイヤなニオイの発生原因の一つです。ニオイの元の一つとしてあるのは、湿気によって繁殖するカビです。特に、エアコンの内部にカビが繁殖した際は注意が必要です。冷気や暖気で温度を調整するエアコンは、車内でも特に湿気がたまりやすい部分です。湿気を放っておくとニオイの元であるカビが繁殖し、利用するたびに車内にニオイが充満します。
・窓ガラスのくもり
車内の湿度は、窓ガラスがくもる原因のひとつです。タオルなどでくもりを拭き取っても、車内の湿度が高いとすぐに元に戻ります。ガラスが頻繁にくもると前方が確認できず、事故につながりやすくなります。安全運転のためには車内の湿気対策が必要不可欠です。
車内の湿気対策

車内の快適性の維持と安全運転のためには、早めに湿気を取り除くことが大切です。車内の湿気対策としては以下のようなものがあります。
・除湿剤の使用
押入れやクローゼットに使われる除湿剤は、車内の湿気対策にも使えます。置くだけで湿気が取り除かれるため、ほとんど手間がかかりません。ただし、水平が保てないと水漏れする場合があるので注意が必要です。特殊な透湿シートを利用しているタイプであれば、長期間の使用による水もれも防げます。シートの下部やラゲッジなど、邪魔にならないところに置きましょう。また、車専用の除湿剤もありますので、カー用品店などでの購入も可能です。
・猫砂(シリカゲル)の使用
猫砂は、猫の飼育で使われる排泄用の砂です。猫砂には除湿効果があり、車の除湿対策にも使えます。靴下やストッキングに猫砂を入れて簡易除湿剤を作り、それを車内に置くことで猫砂が湿気を吸収します。
・エアコンをつける
直接湿気を取り除けないものの、エアコンには、窓ガラスのくもりを解消する効果があります。走行中に窓ガラスがくもったときは、すぐにエアコンをつけましょう。くもりが強い場合は「デフロスター」のスイッチをオンにするとより効果的です。すばやく窓ガラスのくもりを解消できます。また、くもり止めタイプの車用ガラスクリーナーを使うことも有効です。
車内の湿気対策にはいくつかの種類があるので、手軽にできるもので対応するとよいでしょう。早めの湿気対策を行い、安全で快適なドライブを実現しましょう。
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