木の下に車を停めておくと、さまざまな落下物によってボディが汚れてしまう可能性があります。今回は、晴れの日と雨の日それぞれの注意点と、汚れてしまわないための対処法についてご紹介します。
晴れた日には鳥のフンや樹液に注意
木の下は日除けや雨除けになるため、積極的に探して車を駐車することがあるかもしれません。しかし木の下には、ボディ汚れのリスクが数多くあります。
晴れた日の木の下で最も注意しなければならないのは、鳥のフンによる汚れです。ボディについた鳥のフンはボディの見た目を損なわせてしまうだけでなく、塗装を傷めてしまう原因にもなります。時間がたつと塗装面を侵食し、シミとなるのです。これは、虫の死骸も同様です。
木の樹液にも気をつけなければなりません。特に夏場は樹液の分泌が多い樹木もあり、樹液がボディにつくと塗装面を侵食してダメージになることがあります。車を停める際は、木の近くはできるだけ避けるのが望ましいといえます。
雨の日は花や枯れ葉に注意
雨が降っているときは、花びらや葉っぱが落ちてくることでボディに汚れがついてしまうことがあります。
例えば、春には桜の木の下が要注意です。花びらやツボミに含まれる養分がボディに付着するとシミになる可能性があります。雨の日は花びらが落ちやすいので特に要注意ですが、もちろん晴れていても注意は必要です。
枯れ葉がボディに落ちることでもシミを作る可能性があります。放置すると枯れ葉の腐食が進み、塗装面を侵食するためです。雨の日もやはり、木の下に駐車するのは避けるのが賢明だといえます。
木の下の駐車によって汚れた車の対処法
木の下に停めなかった場合でも、それによって必ずしも鳥のフンや花びらなどを避けられるわけではありません。シミ汚れなどを防ぐためには、車にこれらの汚れがついていないかを小まめにチェックし、ついている場合は早めに洗い落とすことが大切です。
鳥のフンなどが付着してシミになってしまった場合はぬれたタオルやシートタイプのワックスなどを使用してしばらく乗せてふやかし、汚れを浮かせてから拭き取るという方法が効果的です。それでも取れなければカーシャンプーを使うか、濡らしたタオルをボディにのせ、その上から熱湯(80℃以上)をかけてじゅうぶん浸し、 温度が下がらないようにドライヤーで5~10分暖め、タオルを取り除いてからカーシャンプーを利用してください。それでも汚れが残ってしまった場合は、研磨しなければ落とせない状態と思われますので、市販のシミ取りクリーナーを使用するか、コーティングショップなど、プロによるメンテナンスを依頼することが必要となります。
駐車の際は、木の下を極力避け、また、塗装にダメージを与える要因となるものが付着した場合は速やかに対処することで、愛車を外的要因から守るようにしましょう。
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