コレさえなければ……。ボディの美しさを妨害する厄介な汚れ

車のボディに汚れが付着すると、見た目の美しさが損なわれてしまいます。大切な愛車は、いつだって美しく保ちたいものです。
ボディに付着する汚れには、水アカや虫の死骸、ピッチやタールなどがあります。今回は、車のボディに付着する代表的な汚れの性質や、その対処法についてご紹介します。

ボディに影響を与える5つの汚れ

車に付着する汚れの中には、ボディに悪影響を与えるものもあります。主な汚れの種類は、以下の通りです。

・水アカ
水アカは、ボディに付着するさまざまな汚れが雨などで流され、自然乾燥する過程でボディに固着してしまった汚れです。タイヤやアスファルトの削れた粒子であったり、排気ガスのスス汚れであったり、油分などが含まれます。水の垂れたような形状で、黒色や灰色のためホワイトやライトカラーの車だと目立ちやすいという性質があります。

・イオンデポジット
イオンデポジットは、白い輪のシミのような汚れです。汚れの正体は、雨や水道水などに含まれる不純物です。水分が蒸発していく中で、塗装面に不純物だけが取り残されることでイオンデポジットができあがります。汚れのフチが盛り上がっている形状をしており、水滴がたまりやすく新たな汚れを生み出しやすいという性質があります。

・ウォータースポット
ウォータースポットは、雨などの水滴によって塗装が傷むことで生じる汚れです。ボディに水滴を残したまま日光を浴びると、水滴がレンズ代わりとなって光が集中します。その際の照射熱により塗装面が傷むことで、ウォータースポットが発生します。

・ピッチやタール
ピッチやタールは、アスファルトから跳ね上がった黒い油汚れです。塗装して間もない道路や炎天下で熱くなった道路を走行中に付着しやすい汚れです。強力な油汚れのため洗車だけでは落ちにくく、放置するとシミになる可能性もあります。

・虫の死骸
山間部や高速道路を走行することで、虫の死骸が付着しやすくなります。虫の死骸にはたんぱく質やシュウ酸カルシウム、多糖酸などが含まれており、その影響で酸性クレーターや塗装クラックができやすくなります。

対処法はコレ!ガラス系コーティングで防汚性を高める

ボディの汚れは、すぐに取り除くことで見た目の美しさをキープできます。ただし、汚れの種類によっては洗車だけでは簡単に落とせないものもあります。

そこでおすすめとなるのが、ガラス系コーティングです。ボディにガラス系コーティングを施工すると、硬い被膜によってボディがコーティングされるため、高い防汚性を発揮し、汚れの付着が抑えられます。汚れが付着したとしても水洗いだけでも簡単に汚れを洗い流せるようになり、普段の洗車が非常に楽になるという魅力があります。また、防汚性に優れているだけでなく、ボディにツヤを与えることから愛車をより美しく見せる効果もあります。

お気に入りの愛車でも、ボディが汚れていると魅力は半減します。愛車を美しく維持し、カッコよく乗りこなすためには、ガラス系コーティングを施工してさまざまな汚れから愛車を守ることが大切です。