フロントガラスが汚れてしまった際に使用するウインドウォッシャー。必要なときにいつでも使用できるように、定期的に残量をチェックし、ウインドウォッシャー液を補充することが大切です。今回は、ウインドウォッシャー液を補充するタイミングや補充手順、ウインドウォッシャー液の種類などについてご紹介します。
補充するタイミングとは?
ウインドウォッシャー液の点検・補充のタイミングは季節やお住まいの地域によって異なりますが、半年に1回ほどが目安です。なお、雨の多い梅雨時期や雪の降る時期などは消費量が増えるため、1カ月ごとに点検・補充をするなどこまめにチェックすることが大切です。
ウインドウォッシャー液のタンクは、ボンネット内に設置されています。注入口のキャップにある、ウインドウォッシャー液が噴射しているマークが目印です。目盛りの上限までウインドウォッシャー液が入っているかを確認し、なければ補充しましょう。なお、車種によってはタンク本体が隠れて注入口しか見えないということもあります。その際には、内部にセットされたフロートやレベルゲージで残量が確認できるようになっているので、あらかじめチェックしておきましょう。
簡単にできる!ウインドウォッシャー液を補充する方法
ウインドウォッシャー液の補充方法は、以下の通りです。
1.ウインドウォッシャー液を抜く
ウインドウォッシャー液を交換する際、同種のものなら残量に追加しそのまま補充しても問題ありませんが、異なる性能のウインドウォッシャー液を使用する場合は残っている液を抜かなければ液が混合しタンク内で固まり、正常に出てこない場合があるため注意が必要です。残量が少ない場合はタンクが空になるまでウインドウォッシャー液を噴射し続けても構いませんが、残量が多いとモーターに負担がかかってしまうため、先に灯油ポンプなどで液を抜き、残量を減らしてから噴射させるようにしてください。タンクが空になったらキレイな水をコップ1杯程度少し入れ、再び空になるまで噴射させるとパイプに残ったウインドウォッシャー液も排出されます。
2.タンクにウインドウォッシャー液を注ぐ
ウォッシャータンクの目盛りの上限まで、ウインドウォッシャー液を注入しましょう。ノズルや漏斗などを使えばあふれる心配がありません。ペットボトルでも代用が可能です。
3.動作確認をする
タンクのフタを閉めたら、エンジンを掛け、ウインドウォッシャー液が出るか動作確認をしましょう。
なお、走行直後はエンジンが熱くなっているので、補充の際は必ずエンジンを切ってしばらく時間をおいてから作業を開始しましょう。 また、ウインドウォッシャー液の希釈割合は、事前に確認することが大切です。ウインドウォッシャー液の中には原液のまま使用できないタイプがあり、その際には水で希釈する必要があります。地域や季節などによって希釈割合が異なることもあるため、製品の使用法や注意書きなどには必ず目を通すことが重要です。水だけを補充するという際にも、注意が必要です。タンクの中でカビが発生してしまったり、寒さの厳しい冬の場合は凍ってしまったりすることもあるため、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
ウインドウォッシャー液の種類
ウインドウォッシャー液には以下のような種類があります。
・スタンダードタイプ
洗浄成分のみの一般的なウインドウォッシャー液。
・撥水タイプ
ウォッシャーすると同時に撥水性能を発揮しますので、フロントガラスに付いた雨を弾くことができ、雨天時の視界の悪さをカバーすることが可能です。
・寒冷地タイプ
氷点下でも凍ることなく使用できます。冬場はもちろん、寒冷地に住んでいる方にも選ばれています。
・油膜落としタイプ
排気ガスなどが原因でできた油膜を落とすことができます。キュッキュッという音が気になる方には重宝します。
ウインドウォッシャー液の点検・補充方法を覚えて自身で行う習慣を付けることで、いつでも使用できる状態を維持することができます。上記のポイントを覚えておき、ウインドウォッシャー液の定期的な補充を心掛けましょう。
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