車の窓ガラスが汚れていると、見た目が悪くなるばかりか運転の妨げにもなってしまいます。窓ガラスの汚れによって視界が悪くなると、大きな事故やトラブルにつながる危険性もあります。
今回は、見た目のよさと安全性の高さの両方を実現するためにも、窓ガラスの汚れの取り方についてご紹介します。
窓ガラスにつく汚れは、いくつかの種類に分類できる

窓ガラスの汚れは、大きく分類すると3種類あります。水が原因のもの、油が原因のもの、そしてそれ以外が原因のものです。それぞれの汚れの詳細は、以下の通りです。
・水が原因の汚れ
窓ガラスに付着した水滴は、乾く際に水分中に含まれる不純物を残して蒸発します。その不純物がうろこ状の跡となり、ウォータースポットやイオンデポジットと呼ばれる汚れになります。
ウォータースポットやイオンデポジットを発生させるのは、主に雨水や水道水の拭き残しによる水滴です。雨水には大気中の汚染物質や砂ボコリなどが含まれており、水道水にはカルキやミネラル成分が含まれています。そのため、雨水や水道水がボディの表面に残ったまま放置することで、水分だけが蒸発し、カルキやミネラル成分が残って目に見える汚れが発生します。
・油が原因の汚れ
油が原因の汚れと一口にいっても、どのような過程で油が発生するかという観点からみるといくつもの種類があげられます。例えば、油分を含む雨水によるものや排気ガスによるもの、またはタイヤが路面の油を跳ね上げることによって生じるものなど様々です。一般的に油膜汚れと言われる状況です。
油が原因となってフロントガラスなどに油膜汚れができると、夜間や雨天の運転時にギラギラと反射したり、視界を悪くさせてしまったりするため危険です。また、油汚れが原因となってワイパーのキレが悪くなるといった不備も起こります。
・その他の汚れ
窓ガラスに付着するその他の汚れには、砂や土、小さな虫が原因の汚れなどがあります。空気中に含まれる砂ボコリやタイヤが跳ね上げる土、飛んでいる虫なども窓ガラスに付着し、汚れとなります。
それぞれの除去方法

窓ガラスに付着した汚れは、汚れの種類によって取り除き方が異なります。ウォータースポットなど水が原因の汚れの場合は、ウォータースポット専用のクリーナーを使用して落とすのが効果的ですが、市販タイプのもので除去できない場合は、カーディーラーやプロのコーティングショップなどに相談するのがいいでしょう。一方、油膜など油が原因の汚れの場合は、油膜除去剤を用いることがおすすめです。砂ボコリや土汚れ、虫のこびり付きなどはカーシャンプーか窓ガラス用のウェットシートクリーナーを用いて落とすことができます。
安全運転には、「視界良好」が不可欠です。快適なカーライフを過ごすためにも、窓ガラスの汚れはきれいに取り除き、安全運転を心掛けるようにしましょう。
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