毎年春になると、中国大陸内陸部の砂漠の黄砂が偏西風に乗って日本へやってきます。黄砂の影響で体調が悪くなるという人がいる一方で、車も黄砂によってダメージを受けます。
そこで今回は、春を前に知っておきたい、黄砂が車にもたらす影響や黄砂対策、予防策についてご紹介します。
黄砂が車に与える影響
黄砂は砂であるため、車の表面に付着することで車の見た目が汚くなってしまいます。黄砂の量がひどいときには、車全体が淡黄色になることもあります。
黄砂の被害は、これだけではありません。黄砂には、非常に硬い成分が含まれています。
そのため、砂を落とそうと布で強く表面を拭いたりすると、砂とボディとの摩擦でボディにキズがついてしまいます。また、黄砂が付着した状態で雨が降った場合、黄砂のミネラル分が溶け出した雨水がボディに付着するため、ウォータースポットができやすくなったりします。
黄砂によるダメージを防ぐためにできる対策
黄砂によるダメージから車を守るためには、日頃からこまめに車のケアをして、黄砂を車に積もったままにしておかないことが大切です。
洗車時には、最初にたっぷりの水をボディにかけ、砂を洗い流します。次に、大きめのスポンジとカーシャンプーを使ってたっぷりの泡でやさしく洗っていきましょう。力を入れるとボディ表面に残っている黄砂がボディをキズつけてしまうので、注意が必要です。なお、黄砂の飛散が多い日に洗車するのは避けたほうが望ましいといえます。
黄砂ダメージを予防するには?
黄砂から車を守るためには、あらかじめボディにガラス系コーティング施工をしておくのがおすすめです。ガラス系コーティングは、ボディ表面に硬度の高い被膜を形成し、汚れなどを付きにくく、洗車で落ちやすくなりますので、黄砂がボディに蓄積したとしても、水洗いだけで簡単に黄砂を落とすことが可能になります。また、非常に硬いコーティング被膜によりボディが黄砂によってキズつくのを防ぐ効果も期待できます。
日本で特に黄砂の影響が大きいのは、中国大陸に近い西日本の日本海側の地域といわれています。近年では黄砂の量が増加していて、日本でも被害が拡大しているとのこと。そろそろやってくる黄砂の季節を前に、適切な対応を覚えておくことが大切です。
事前の対策や汚れた後のケアを徹底し、大切な愛車を守りましょう。
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