白いカビ?拭き残し?ボディについた白いカスの正体とは?

車のボディに、洗車しても取れない白いカスがこびりついている――

このような状態に、心当たりはありませんか?

そのままにしていると、車の見た目が悪くなってしまいます。そこで今回は、ボディについたこの白いカスの正体と、その除去方法や予防策をご紹介します。

白いカスの正体は?

サイドモールやバンパー、ドア、エンブレムなどに残っているこの白いカス。

市販のワックス剤を使ってセルフで施工しているのであれば、ワックスの残りカスである可能性が考えられます。市販のワックスは手軽にボディに光沢を出せて非常に便利ですが、しっかりと拭き取りをしないとボディに残ったワックスに含まれる溶剤が揮発してしまい白いカスが残ってしまう場合があります。これを放置していると、日光やボディの熱によって固着し、普通の洗車では除去できないという事態に。

白いカスの除去方法は?

ボディにこびりついた白いワックスの残りカスを無理に拭き取ろうとゴシゴシこするのはNG。塗装をキズつけてしまうおそれがあります。ボディをキズつけないためには、次の方法で除去しましょう。

まず試したいのは、白いワックスの残りカスの上から再度同じワックスを塗るという方法です。ワックスの残りカスがボディに固着している原因は、溶剤が乾燥して完全に揮発したため。ですから、そこに上からワックスを重ね塗りすることで残りカスは再び柔らかくなり、落としやすくなります。塗った後は、生乾きの状態ですばやく拭き取るようにしましょう。

このほか、カスを除去するための溶剤を使うという方法もあります。カスが付着している部分に溶剤をつけ、柔らかい布で拭き取ります。なお、溶剤がボディに残っていると塗装にダメージを与えるおそれがあるので、作業後には洗車をして溶剤をしっかりと落としましょう。

白いカスを残さない!予防策は?

白いワックスの残りカスを残さないためには、ワックスがけの際の拭き取り工程がポイントとなります。溶剤が乾いてしまうとカスが残りやすくなりますので、すばやく拭き取るようにしましょう。

また、夏場の気温が高い日や直射日光が当たる場所での作業は避けたほうがよいでしょう。こうした状況下ではボディが熱くなるため、ワックスはすぐに乾いてしまい、カスが残りやすくなります。

なお、ワックスがけはガソリンスタンドやカー専門店で施工してもらうというのも方法のひとつ。セルフでの施工は手軽ではありますが、仕上がりの良さでは専門店の施工にかないません。専門店の施工であれば、白いカスが残ることを避けられます。

いかがでしたか。

愛車を美しく保つために、今回ご紹介した除去方法と予防策をぜひ実践してみてください。