快適なドライブのために。「カーエアコンが“臭い”」を解消する方法!

車に乗ってカーエアコンを付けた瞬間、「……臭いっ!」と感じたことがある方も少なくないでしょう。カーエアコンから漂うあのイヤなニオイ……原因は、何なのでしょうか。また、カーエアコンのイヤなニオイは消せないのでしょうか。

そこで今回は、カーエアコンが臭う原因をご紹介するとともに、解消法についてもご紹介します。

■イヤな臭いの原因とは

カーエアコンが臭う原因はさまざまですが、その大きな原因の1つに「カビ」があげられます。

エアコンをつけると、エバポレーター(エアコンの部品)と外の気温に温度差が生じます。外気との温度差が生じれば、エバポレーター内に水滴が発生します。一部の水滴は、そのままエバポレーター内にとどまるため、それがカビを発生させ、あのイヤなニオイを出してしまっているのです。

■簡単にできる応急処置

「カーエアコンのイヤな臭いを今すぐ何とかしたい!」という場合の応急処置として、以下の方法があります。

 

①暖房に切り替えて、強風設定にします。

②その後、カーエアコンをつけたまま臭いがなくなるのを待ちます。

 

以上です。

とはいえ、真夏に暖房設定でドライブするのは適切とはいえません。そんな方には、カーエアコン専用のスチームタイプの消臭剤がおすすめです。カー用品店などに行けば簡単に購入できます。

■ニオイを放っておくと……

カーエアコン内部のカビを放置していると、その間、エアコンはニオイだけでなく、カビの胞子を撒き散らすことにもなります。その胞子を吸い込むと、アレルギーや気管支喘息などさまざまな症状を発症させてしまうことにも……。つまり、カーエアコンのイヤなニオイは、不快感の原因となるだけでなく、病気を引き起こす原因にもなってしまうのです。

■カビの発生を防ぐには……

カビは、エバポレーターと外気との温度差で水滴が発生することによって生じます。そのため、カビの発生を防ぐためには、水滴を発生させなければいいのです。その方法として、応急処置でもあげたような「暖房の強風運転」が効果的です。強めの風で暖房をかけることにより、エバポレーター内が乾燥し、カビを防ぐことができます。自宅で駐車する際など、車内に人がいない状態で行うのがいいでしょう。窓を少し開けた状態で行えば、暖房による室内の湿気を防ぐこともできます。

なお、イヤなニオイを根本的に解決するには、エアコンフィルターの交換がおすすめです。フィルターはカー用品店などで購入できるため、自分で簡単に交換することもできます。

 

カーエアコンのイヤなニオイを解消し、快適なドライブを楽しみましょう!