ガラス系コーティング施工後の雨染みの対処方法など解説

自分の車をキレイに保つためにガラス系コーティングを施工されている方は多いのではないでしょうか。しかし、撥水タイプのガラス系コーティングは多数のメリットもあるものの、雨染みができてしまうことがあるというデメリットも挙げられます。今回は、雨染みが発生した際の対処方法や予防方法などについてみていきましょう。

ガラス系コーティングのデメリットとされる雨染みとは

ここでは、ガラス系コーティングのデメリットとされる雨染みの概要や原因についてみていきましょう。

①雨染みとは

雨染みは、水に含まれている成分によって発生する複合的な汚れの総称です。例えば、塗装面に付着した雨水には、カルシウムやナトリウム、マグネシウムなどといった成分が含まれています。そして、蒸発によって、塗装面に残ることから、塗装や窓ガラスに固着する汚れとなる仕組みです。

②コーティング被膜に雨染みが発生する原因

雨染みが発生する原因は、次の通りです。

・コーティング後のメンテナンス不足
・洗車を長期間行っていない
・洗車後、水滴の拭き取り不足
・晴天・直射日光下での洗車

ガラス系コーティングは耐久性が高いものの、車は常に紫外線・大気汚れ・酸性雨に晒されています。そのため、定期的な洗浄やメンテナンスが不足すると、被膜の表面に残った雨跡が汚れと混じり残留したままとなり、雨染みにつながるといえるでしょう。

また、洗車するタイミングも重要です。晴天での洗車は水滴が乾燥しやすく、染みの原因になります。そのため、晴天時は洗車に向いていないといえるでしょう。くもりで風が弱い日に作業を行えば、水分による染みを防ぎやすくなります。

ガラス系コーティング施工車に雨染みが発生した際の対処方法

ここでは、ガラス系コーティングを施工している車に雨染みが発生した場合の対処方法をみていきましょう。

①専用の雨染み除去クリーナーを使用する

ボディ表面に付着している段階の雨染みであれば、ガラス系コーティング専用の雨染み除去クリーナーで取り除くことが可能です。クリーナーに含まれている成分によって、コーティング被膜は傷めずに上層に付着した雨染みのみを落とす効果を発揮します。

しかし、ガラス系コーティング専用のクリーナーを使用しないと、コーティング被膜を傷めるリスクがありますので、必ず専用の雨染み除去クリーナーを使用するようにしましょう。

②研磨

雨染み除去クリーナーで効果があるのは、軽度の雨染みまでです。クリーナーでも除去できいないような放置した雨染みを除去するには研磨が必要となるため、プロに依頼しましょう。

雨染みの予防方法

ここでは、雨染みの予防方法をみていきましょう。

①定期的な洗車とメンテナンス

雨染みを予防するためには、定期的な洗車とメンテナンスが有効です。洗車とメンテナンスを行うことでコーティング被膜が劣化しにくくなり、ボディ・塗装面をよい状態に保ちやすくなります。

➁撥水性能・耐久性能が高いものを選ぶ

撥水性能が高いタイプのガラス系コーティングは水滴が残りにくく、雨染みの発生を抑えやすいという特長があります。また、耐久性能が高いガラス系コーティングは被膜が硬いため、雨染みになりにくいため、そのようなタイプを選ぶことがいいでしょう。

③コーティングを依頼するプロ選びも重要

雨染みに対して、ガラス系コーティングは高い効果を期待できます。しかし、施工技術が低いプロに依頼した場合は、コーティング施工の後に雨染みができるケースも少なくありません。そのため、施工実績や環境をチェックしつつ、信頼の置けるプロに依頼しましょう。

信頼できるプロに依頼すれば、ツヤが出たうえで、硬い被膜でキズがつきにくくなり、洗車しやすくなるといったコーティングの効果を十分に引き出せます。