車のキズを放置した場合の影響とは?キズの種類や原因とあわせて解説

どれほど注意していた場合であっても、走行時の摩擦や洗車・飛び石などによって、車には小さなキズがつくことがあります。キズは小さい場合であっても、放置することで劣化が進行し、修理費用が高額となるケースも少なくありません。今回は車に入るキズの種類と原因、放置した場合の影響などをみていきましょう。

車に入るキズの種類と原因

車の傷の画像

ここでは、車に入るキズの種類と原因についてみていきます。

①線キズ

線キズは、走行中の砂ボコリ、花粉や黄砂を放置したままにすると発生します。特に砂に関しては、細かいキズができやすい点に注意が必要です。洗車機の使用や硬いタオルで拭き上げるときにもキズが入る可能性があります。

②すりキズ

狭い道路や駐車場などで車を縁石などに少し擦ってしまった場合、すりキズがつきます。ひっかいたようなキズであるため、見た目が悪化することに加え、遠くから見ても目立ちます。コンパウンドを使って表面を整えて直すことも可能ですが、下地まで達している状態の場合は塗装を行う必要があることは把握しておきましょう。

③へこみ

車のボディは、衝突や接触など大きな衝撃を受けることで、へこみが発生します。へこんだ部分は塗装が剥がれ、下地が露出するため、劣化が進行しやすい点には注意が必要です

損傷が大きい、またはへこみが深い場合は、修理やパーツ交換が必要となるケースも少なくありません。そのため、早めの状態確認が大切です。

車のキズを放置した場合の影響

車の傷の画像

ここでは、車のキズを放置した場合の影響をみていきましょう。

①塗装の剥がれにつながる

車についたキズを放置することで、塗装面が剥がれてしまう原因となります。塗装面が剥がれた場合、劣化が進行し、サビや腐食につながります。サビや腐食の進行具合によっては、鈑金補修が必要となるケースもあるため、劣化の進行を防ぐためにも、キズは早めに修理しましょう。

②修理費用が増加する

小さなキズであっても水分や汚れが入り込む状態を繰り返し、放置した場合、塗装の剥がれに加え、サビが発生するケースがあるためです。仮に、内部まで浸食された場合には、パーツや部品の交換が必須となってしまうことも考えられます。
キズの放置は修理費用が増加することに直結するため、早めの対処が必要だといえるでしょう。

③見た目が悪くなる

車の見た目は、所有者の印象につながります。そのため、キズを放置するとだらしない印象を与える可能性があることに加え、信頼性を損なう可能性も否定できません。
仮にビジネスで利用している車は、キズを放置した状態であれば、相手に与える印象が悪くなるリスクがあるため、早めに修理を行いましょう。

キズの修理を依頼できるプロ

ここでは、キズの修理を依頼できるプロについてみていきましょう。

①カーディーラー

修理を依頼した場合、純正パーツを使用した修理が行われます。ただし、部品が高額となるため、費用は高めだといえるでしょう。

➁カー用品店

全国に多くの店舗があるため、修理依頼を気軽に行うことが可能です。しかし、大きなキズに対応していなかったり、修理を鈑金工場に外注したりするケースもあります。工賃に関しては、カーディーラーや鈑金工場よりも低く設定されているものの、依頼前に確認することが重要です。

③鈑金工場

小さなキズから大きなキズまで修理できます。修理工場ごとに技術力が異なるため、口コミ評価などを参考にしながら選びましょう。工賃の相場は工場によって異なるものの、カーディーラーよりも安く抑えられるケースが多くあります。