黒い車に適したコーティングや手入れで注意すべきポイントを解説

車の色のなかでも、黒は高級感を演出できることから人気が高い色です。しかし、汚れやキズが目立ちやすく、メンテナンスについて悩んでいる方も多いのでないでしょうか。今回は、黒い車のメリット・デメリット、ガラス系コーティングが適している理由や手入れで注意すべきポイントをみていきます。

黒い車のメリット・デメリット

ここでは、黒い車のメリット・デメリットについてみていきましょう。売却における値段や高級感は黒色ならではだといえます。

①メリット
黒色は定番色として人気が高く需要があるため、売却や下取りの際に高値がつきやすい状況です。また、あらゆる色のなかでも高級感を演出できるカラーの一つと言えます。高級車の場合、黒色は売却する際の査定において、白色よりも高額の査定がつくケースも珍しくありません。

②デメリット
黒色は細かいキズやシミなどの汚れが目立ちやすいです。また、熱を吸収しやすく、炎天下で車を保管している場合、塗装面の温度が高温になります。そのため、雨や汚れが焼きついてシミ汚れが付着するリスクがある点は知っておきましょう。

黒い車にガラス系コーティングが適している理由

黒い車にガラス系コーティングが適している理由

ここでは、黒い車にガラス系コーティングが適している理由をみていきましょう。

① ボディの塗装を保護できる
ボディにガラス系コーティングを施工した場合、塗装の表面に硬い被膜が形成されます。そのため、塗装に直接キズがつくことを予防できます。ボディのツヤや輝きを保ちたい場合には、ガラス系コーティングが有効だといえるでしょう。

②汚れやシミの付着を防げる
車は走行時や屋外での保管時に、さまざまな汚れや雨が付着しやすいものです。そして、黒色は他の色よりもボディの表面温度が高くなりやすく、塗装が柔らかくなりやすい点から雨や水滴、汚れなどによって塗装がダメージを受けやすいといえます。しかし、ガラス系コーティングを施工すれば、塗装面への汚れやシミの付着を防ぐことができるため、塗装の劣化を防げます。

③ 汚れが落ちやすい
黒い車は汚れが目立つため、洗車を行ってもキレイな状態を維持しにくいといえます。また、洗車を頻繁にするには、手間や労力がかかります。ガラス系コーティングを施工しておけば、汚れが落ちやすくなるため、洗車を楽に行えるでしょう。

ただし、ガラス系コーティング施工後にメンテナンスを行わない場合は、被膜にダメージが蓄積して劣化が進行するため、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。

黒い車の手入れで注意すべきポイント

黒い車の手入れで注意すべきポイント

ここでは、黒い車の手入れで注意すべきポイントをみていきましょう。

① 洗車時は力を入れすぎない
洗車時に、汚れ・水分を拭き取る際に力を入れすぎた場合、洗車キズが発生します。そのため、洗車によるキズを予防したい場合は、適度な力で洗車することが重要です。また、洗車用のスポンジやふき取りクロスは柔らかい素材のものを使用するようにしましょう。仮に、適度な力での拭き取りで汚れが落ちなかった場合は、キズとなっている可能性があるため、プロへの相談も検討してみましょう。

②鳥のフンや虫の死骸を放置しない
鳥のフンや虫の死骸は、酸性の成分を含んでいます。シミになりやすいことに加え、放置すると跡が残るリスクがあるため、なるべくすぐに落とすことを心掛けることが大切です。