プロ施工コーティング車の見分け方とメンテナンスの判断基準を解説

中古車の購入を検討する場合、その車にコーティングが施工されているかどうか気になる方もいらっしゃると思います。今回は、購入する車にガラス系コーティングなどのコーティングが施工されているかどうかの見分け方に触れたうえで、コーティング施工車のメンテナンスの判断基準、再施工をプロに依頼する際のポイントをみていきます。

プロ施工コーティング車の見分け方

プロ施工コーティング車の見分け方をみていきましょう。

①水をかける
コーティング施工をしていないボディは、水をかけても水滴にならずに落ちていきます。水をかけた際の水はけが悪い場合、そもそもコーティング施工がされていない可能性があることは把握しておきましょう。また、水をかけて水滴がしっかりとはじいたとしても、ワックスや市販のコーティング剤がかかっているケースもありますので、プロ施工コーティングかどうかは判断できない点はあらかじめ理解しておきましょう。

②販売店に確認する
実際にコーティングが施工されているかどうかの判断がつかない場合、販売店に確認してみることも大切です。コーティング施工の保証書や施工証明書がなかったとしても、販売店であれば過去の施工の有無は把握しています。しかし、コーティングの効力を発揮する期間には限りがあるので注意が必要です。

コーティング施工車のメンテナンスの判断基準

コーティング施工車のメンテナンスの判断基準

プロ施工コーティング車のメンテナンスの判断基準をみていきましょう。水の弾き方や汚れの落ち方など、コーティング施工の有無によって簡単に判断可能です。

① 水ハジキ
コーティング施工車で効果が持続している場合、洗車や雨が降った際に水をよく弾きます。しかし、効果が弱まっている場合、大量の水をかけても水のハジキが悪い、水弾きの粒が潰れるなどの変化が生じます。明らかに水弾きが悪くなっている場合は、メンテナンスでの復活は難しく、再施工が必要といえるでしょう。

② 洗車した際の汚れ落ち
ガラス系コーティングなどのプロ施工コーティングをし、その効力を発揮している場合、ボディ表面に非常に硬い被膜が形成され、汚れそのものがつきにくく、また付いたとしても、洗車時の汚れが落ちやすくなります。しかし、効果が弱まってくると汚れ落ちが悪くなります。

③ 雨ジミ
コーティングを施工しても表面には雨シミが付着する点に注意しましょう。シミの状態が悪い場合、ウォータースポットとなり、塗装にダメージを与えてしまう場合があります。そのような場合は、プロに相談するようにしましょう。

再施工をプロに依頼する際のポイント

再施工をプロに依頼する際のポイント

購入した車にプロによるコーティングが施工されていたとしても、その効果が十分でなかったり、また、プロ施工コーティングの種類によっては、カーオーナーの名義変更とともに、コーティングの施工証明書の効力がなくなったりするものもあります。そのような場合は、プロに再施工を依頼することが望ましいでしょう。再施工をプロに依頼する際のメリットは以下の通りです。

① 専用ブースと技術・経験に基づく施工
プロショップであれば、コーティングの専用ブースで施工するケースがほとんどです。きちんとした設備の中で施工することで、コーティング効果を最大限に引き出すことが可能です。また、中古車や経年車では施工に高度な技術が必要となります。そのため、依頼する場合は、新車・中古車どちらも対応できるコーティング施工実績のあるプロに依頼しましょう。

② ヒアリング
プロ施工コーティングは、車の使用環境や予算によってガラス系コーティングやポリマー系コーティング、また撥水系や親水系、疎水系など施工するコーティングの種類が変わります。そのため、ヒアリングを十分に行ったうえで、自車にあったコーティングを提案してくれるプロに依頼することが大切です。例えば、施工するコーティングの内容や施工工程を丁寧に説明してくれる場合、依頼時の不安を打ち消すこともできるでしょう。