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プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第5戦
開催日:2004年8月20〜22日 ドイツ
 
 Leg1 Report 20.August.2004

ドイツのトリッキーな路面のセッティングに苦しみ、LEG1は6位。
明日以降のマシンの方向性に自信を見つける。


午前中のステージ走行の間を通じて雨が降り続くウェットコンディションでのスタートとなった。幕開けからの評判通りトリッキーなコンディションの中、スタート早々からリタイアが発生。

SS1をかなり慎重に攻めた新井敏弘は、ぶどう畑のセクションに入ったSS2で、タイトコーナーでマシンにやや特異な動きを見せた。日本期待の新井は、レグ2、レグ3の、さらに難しいステージでの効果を期待して、待ちの戦法。午後には、SS5、6でセンターデフにアグレッシブなセッティングを施したが、それほどの効果は得られず。この日の最終ステージでは、おとなし目のセッティングに割り切り、好感触を得た。

 Leg2 Report 21.August.2004

徐々にペースアップの新井選手は3位に付ける。

序盤、アリスター・マクレー、新井敏弘、ファビオ・フリジエロ、ナイオール・マクシェアは今ひとつ調子がつかめず、それぞれが速さの手応えを感じることができなかった。

新井は、順調に午後のセクションを消化し、セッティングが功を奏してタイムも安定した。最初のステージのタイヤチョイスは恐らくベストではなかったが、しかし午後の間に着々と調子を上げ、SS15、SS16ではPCWRC・3番手タイムをマーク。SS15では、マクレーを交わし、総合4位にも浮上した。

 Leg3 Report 22.August.2004

A.マクレーとの3位争いでわずか届かず、新井敏弘選手は4位でフィニッシュ。

2004年ラリー・ドイツの最終日は、霧の中でのスタートとなった。この霧は徐々に薄まり、この日の最終ステージの頃には、ついに陽射しが差してきた。平均的な気温は14-15度付近。この天候の中、路面はゆっくりと乾いていき、サービスパークへ戻るコースも泥道から通常の状態へと戻っていった。

新井は序盤で速さを見せつけ、マクレーとの差を縮めてきた。PCWRCトップに迫るSUBARU勢の3人、マクシェア、新井、マクレーは、この日を通して見事な展開を見せ、ほとんどのステージではこの順番でタイムが並んだ。

しかし、SS22では、新井がフィニッシュの手前3kmのコーナーで膨らみ、痛恨のタイムロス。マクレーとの差を大きく縮めてしまった。これでマクレーに再び順位逆転のチャンスが巡ることとなり、最後の2本を果敢に攻めたマクレーは、ここで踏ん張りを見せて新井からPCWRC・3位を奪回。マクレーの底力には、さすがの新井も逃げ切ることができなかった。