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2008 SUPER GT第3戦 「FUJI GT 500km RACE」
NISSAN NISMO GT-Rは特別性能調整に苦しむ。
 
開催日 2008年5月3日(土)〜5月4日(日)
場所 富士スピードウェイ
レース名 2008第3戦「FUJI GT 500km RACE」4.563km X 110周
参加台数 43台
天候 3日:雨のち曇り(22℃) 4日:晴れ(23℃)
観客動員数 56,900名
出場車両
#23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/B.トレルイエ) GT500
#22 MOTUL AUTECH GT-R(M.クルム/柳田真孝) GT500



5月4日(日)に静岡県小山町の富士スピードウェイ(1周4.563km)でSUPER GT第3戦決勝レースが行われた。5台が出場したNISSAN GT-R勢は特別性能調整のウェイト増に苦しみ、予選10位からスタートした「カルソニック IMPUL GT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)の9位完走が最上位記録であった。

【公式予選】
NISSAN GT-Rが開幕2戦連続で1-2フィニッシュを決め、強さを発揮している本年のSUPER GTシリーズは、ゴールデンウィークの真只中の5月3日(土)に富士スピードウェイで第3戦の公式予選が行われた。開幕2戦で圧倒的なパフォーマンスを見せたGT-Rは、最低重量がNSX、SC430と比べて最も重い1180kgに設定され、さらに第2戦までに好成績を残した「XANAVI NISMO GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)、「MOTUL AUTECH GT-R」(#22 ミハエル・クルム/柳田真孝)、「カルソニック IMPUL GT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)には、それぞれハンディウェイトが課せられている。中でも2連勝中の#23が最も重く、総重量は1295kgとなっている。(規則上の走行重量最大は1200kgまでだが、95kg相当のリストリクター径縮小が課せられている)
  公式予選は小雨が降るウェットコンディションで始まったが、GT500専有時間には雨脚は弱まり路面も乾いていった。しかし、各車がタイムアタックを行っている間に再び雨が降り出し、予選はタイヤ選択によって明暗を分けた。クルムが浅溝でセットアップを確認し、柳田がスリックタイヤでコースインしていった#22は、降り出した雨に妨げられてタイムが出せず16位となった。本山がレインタイヤでアタックした#23は、14位。その後3番手の車両が違反によりタイム抹消となったため、GT-R勢はそれぞれひとつずつ順位が繰り上がった。


【決勝レース】

ゴールデンウィークの最中とあって富士スピードウェイには5万6900人もの観客が集まった。曇り空ながら暖かい春のそよ風に吹かれながら、14時に110周の決勝レースがスタートした。開幕から2戦連続で1-2フィニッシュを遂げているGT-Rは特別性能調整として今回から一律80kgのウェイトが搭載された。開幕2連勝中の「XANAVI NISMO GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)組は、参加全車両の中でも最も重い100kgのウェイトを搭載した上、エンジンパワーを制限するエアリストリクター径もハンディ95kg相当を縮小され、本来のパフォーマンスが発揮できずにレースを終えた。予選13位からレースをスタートし、トップから2秒以上遅いラップタイムで上位陣を追うものの叶わず、さらにタイヤと燃料をセーブし、500kmレースを1回の燃料補給で乗り切る「ワンピットストップ」作戦を取り入れたが、ギャップを埋められず14位のままレースを完走した。また、チームメイトの「MOTUL AUTECH GT-R」(#22 ミハエル・クルム/柳田真孝)は16位からスタートしたものの、マシンの状態は良く早めの上位進出が期待された。しかし、序盤に#12 GT-Rと接触したことでドライブスルーペナルティを受け、その後も不注意から違反行為を取られて10秒のピットストップペナルティが課せられた。それでも10位まで順位を上げてポイント獲得圏内でゴールした。しかし、最終ラップでの他車との接触が危険行為と見なされ、競技結果に35秒のタイムペナルティが加算されて12位に後退した。




ニスモ飯嶋監督のコメント
「とても残念な結果でした。22号車は、不運やミスが重なっていい所なしでした。クルマの状態は悪くなかったので、ペナルティを3回も受けたとことがとても悔やまれます。23号車は明らかに性能調整が重くのしかかり、手も足も出なかったというのが正直なところです。SUPER GTは勝ち続けることができないルールとなっているのですが、今回のハンディキャップは特にこの富士では予想以上に厳しいものでした。気分を一新し、また今回の反省を活かして次のセパンではエキサイティングなレースがお見せできるようにがんばります」

2008 SUPER GT第3戦GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー 予選1回目 SuperLap Tire
1 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍/小暮 卓史 1'41.884 1'34.941 BS
2 38 ZENT CERUMO SC430 立川 祐路/リチャード・ライアン 1'42.095 1'34.971 BS
3 35 宝山 KRAFT SC430 ピーター・ダンブレック/片岡 龍也 1'42.074 1'35.017 BS
4 17 REAL NSX 金石 勝智/金石 年弘 1'42.668 1'35.181 BS
5 36 PETRONAS TOM'S SC430 脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー 1'42.175 1'35.249 BS
6 100 RAYBRIG NSX 井出 有治/細川 慎弥 1'42.490 1'35.565 BS
7 32 EPSON NSX ロイック・デュバル/平中 克幸 1'41.115 1'35.750 DL
8 39 DENSO DUNLOP SARD SC430 高木 虎之介/アンドレ・クート 1'40.985 1'35.797 DL
9 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋 武士/石浦 宏明 1'42.245 1'35.853 YH
10 12 カルソニック IMPUL GT-R 松田 次生/セバスチャン・フィリップ 1'42.506 1'36.270 BS
11 1 ARTA NSX ラルフ・ファーマン/伊沢 拓也 1'43.181   BS
12 24 WOODONE ADVAN Clarion GT-R J.P・デ・オリベイラ/荒  聖治 1'43.216   YH
13 23 XANAVI NISMO GT-R 本山 哲/ブノワ・トレルイエ 1'43.463   BS
14 3 YellowHat YMS TOMICA GT-R ロニー・クインタレッリ/横溝 直輝 1'43.499   BS
15 22 MOTUL AUTECH GT-R ミハエル・クルム/柳田 真孝 1'43.777   BS
16 6 ENEOS SC430 伊藤 大輔/ビヨン・ビルドハイム     BS
■タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
 
2008 SUPER GT第3戦GT500決勝結果
Pos. No. マシン ドライバー Time/Diff Laps WH
1 38 ZENT CERUMO SC430 立川 祐路/リチャード・ライアン 3:02'28.036 110  
2 36 PETRONAS TOM'S SC430 脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー 0'13.882 110 30
3 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍/小暮 卓史 0'15.893 110  
4 100 RAYBRIG NSX 井出 有治/細川 慎弥 0'16.693 110 +1
5 35 宝山 KRAFT SC430 ピーター・ダンブレック/片岡 龍也 0'23.497 110  
6 6 ENEOS SC430 伊藤 大輔/ビヨン・ビルドハイム 0'32.048 110 +1
7 32 EPSON NSX ロイック・デュバル/平中 克幸 1'03.639 110  
8 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋 武士/石浦 宏明 1Lap 109 +2
9 12 カルソニック IMPUL GT-R 松田 次生/セバスチャン・フィリップ 1Lap 109 30
10 17 REAL NSX 金石 勝智/金石 年弘 1Lap 109 +1
11 24 WOODONE ADVAN Clarion GT-R J.P・デ・オリベイラ/荒  聖治 1Lap 109 +1
12 22 MOTUL AUTECH GT-R ミハエル・クルム/柳田 真孝 1Lap 109 20
13 39 DENSO DUNLOP SARD SC430 高木 虎之介/アンドレ・クート 2Laps 108 +2
14 23 XANAVI NISMO GT-R 本山 哲/ブノワ・トレルイエ 3Laps 107 115
15 3 YellowHat YMS TOMICA GT-R ロニー・クインタレッリ/横溝 直輝 24Laps 86  
GT500 規定周回数:77
  1 ARTA NSX ラルフ・ファーマン/伊沢 拓也 34Laps 76 25
■WH=ウェイトハンディキャップ(kg)=+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
□GT500 Best Lap :1'36.174 : No.18 TAKATA 童夢 NSX (小暮 卓史)
1'36.376 : No.38 ZENT CERUMO SC430 (立川 祐路)
1'36.525 : No.35 宝山 KRAFT SC430 (ピーター・ダンブレック)