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「MOTUL AUTECH Z」は9位完走でチームランキング2位
 
2007 SUPER GT第9戦 「FUJI GT 300km RACE」
開催日 2007年11月3日(土)〜11月4日(日)
場所 富士スピードウェイ(静岡県)
レース名 2007第9戦「FUJI GT300km RACE」 4.563 km X 66周
参加台数 44台
天候 3日: 曇りのち晴れ(16℃) 4日:晴れ(23℃)
観客動員数 48,800名
出場車両
#23  XANAVI NISMO Z(本山哲/R.ライアン) GT500
#22  MOTUL AUTECH Z(M.クルム/松田次生) GT500


11月4日(日)に静岡県小山町の富士スピードウェイ(1周4.563km)で本年のSUPER GT最終戦が開催され、ニスモからエントリーした「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は9位完走し、チーム部門のシリーズランキング2位となった。


【公式予選】
SUPER GT第9戦は、1994年から続く現在のスタイルのGTレース通算100戦目にあたる。これまでに10年以上にわたって人気を集め、100戦も続いたモータースポーツカテゴリーの前例は少なく、いかに多くの関係者がこのシリーズを大事に育ててきたかがうかがえる。この記念大会に臨む日産フェアレディZ GT500勢は、ニスモからエントリーしている「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/リチャード・ライアン)が、ハンディウェイトは0kg、チームチャンピオンの可能性を残している同じくニスモの「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)はハンディウェイト45kgを積んでいる。

午前10時30分から行われたGT500クラスの公式予選1回目は、#22 Zのミハエル・クルムが気合い十分に走行開始と同時にコースイン。トラフィックが混み合わないうちにアタックする作戦を取った。しかし、タイヤを暖めていざ攻めるドライビングに移ったところで、目の前で#3 Zがスピン。回避のためにわずかにタイムロスした。クルムは、スーパーラップ(SL)への進出をかけ、フレッシュタイヤを装着して再アタックを敢行。1分33秒725のベストタイムを出して、6番手でSL進出を果たした。前日の練習走行で順調に仕上げてきた#23 Zは、本山がアタック走行したが、わずか100分の4秒差で12位に。GT300との混走時間にリチャード・ライアンが残るフレッシュタイヤに換装してタイムアタックを試みたが、トラフィックをさばきながらの走行となり、タイム更新ならずであった。
  午後3時、SUPER GT最終戦GT500クラスのスターティググリッド決めるスーパーラップ(SL)がスタート。午前中の雲はすっかり晴れ上がり、青空の下でのタイムアタックショーとなった。気温は18度。SLに先立った2回目の公式予選では、SL進出車両は今年最後のフルアタックに備えたセッティング確認を行った。また、予選1回目でトップ10に入らなかった車両もより良い決勝レース用セットアップを目指して、時間一杯周回を続けた。

GT300のSLののち、GT500クラスのSL進出車両10台が次々とコースインしていく。日産フェアレディZ勢のトップランナーは、予選1回目で6番手だった「MOTUL AUTECH Z」(#22)のミハエル・クルムだ。#22 Zは午前中の予選セッションでフレッシュタイヤを2セット使っているため、高速コーナーではアンダーステアを抑え、タイトな複合コーナーではリアが流れ出さないようにコントロールしながら、クルムは渾身のアタックを見せた。しかし、フレッシュタイヤを温存したライバル達は適正グリップでフルアタックしたため、最終的にクルムの予選ポジションは9位となった。



【決勝レース】

決勝レース日は日中の最高気温20度と、晩秋とは思えない温かな一日となり、4万8,800人もの観客が富士スピードウェイを訪れていた。午後2時にフォーメーションラップが始まり、続いて66周300kmの決勝レースがスタートした。

ニスモの2台は、序盤はタイヤをセーブする作戦を取り、スタート直後は下位を走ったが、10周を過ぎたあたりから、レース隊列の落ち着きを見計らって徐々にペースアップしていった。しかし、本山哲が駆る「XANAVI NISMO Z」(#23)は、15周目に#3 Zと接触してコースオフ。タイヤにフラットスポットを作って緊急ピットインすることになった。テールエンドの修理も行ったため、コースに戻った時には16位に後退していた。その後、後半のリチャード・ライアンに交代したのちも同車は力強い走りを見せ、最終的には14位で完走を果たした。一方、優勝すれば逆転チームチャンピオン獲得のチャンスがあった「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は、スタートを受け持ったクルムが序盤を15位、14位で走行した後ペースアップ。暫定ながら最高4位まで順位を押し上げて後半の松田にドライバーチェンジした。松田は9位でレースに戻り、淡々とマイレージを重ねて48周目に8位となり、そのままレースをフィニッシュした。しかし、最終周、#8 NSXの後ろから接触したことに35秒のタイムペナルティを課せられ、記録は9位完走となった。



ニスモ飯島嘉隆監督のコメント
「今年は厳しいシーズンとなってしまいました。サポートしていただいたファンの皆様には大変申し訳ありませんでした。しかし、ドライバー達は最後まで一所懸命走り、チームも精一杯がんばりました。その中、ファンの皆様の大きな日産コールがどれだけチームの励みになったことか。心より感謝しています。本当にご声援ありがとうございました。来年は新しいGT-Rを走らせることになります。再びライバル達と戦うため、全力でクルマを仕上げる予定です。来シーズンも是非変わらぬ応援をお願いします」

#23 Zドライバー 本山哲のコメント
「今年は9戦中3戦しかまともなレースができないという厳しい一年となってしまいました。最終戦もあまり良くない流れから抜け出せずに、良いところが見せられなかったのが大変悔しいし残念です。この反省をオフシーズンの間に真剣に考えて改善し、来年は良いレースがしたいと思います。一年間応援ありがとうございました」

2007 SUPER GT第9戦GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー 予選1回目 SuperLap Tire
1 12 カルソニック インパル Z B・トレルイエ/星野一樹 1'33.467 R 1'33.022 BS
2 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 1'33.351 1'33.671 BS
3 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 1'33.419 1'33.692 DL
4 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 1'33.986 1'33.766 BS
5 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 1'33.807 1'33.952 BS
6 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 1'33.369 1'33.970 BS
7 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 1'33.690 1'34.215 YH
8 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 1'33.956 1'34.413 YH
9 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 1'33.725 1'34.635 BS
10 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 1'33.763 1'34.636 BS
11 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 1'34.014   BS
12 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 1'34.031   BS
13 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 1'34.090   BS
14 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 1'34.195   BS
15 35 BANDAI 00 DUNLOP SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 1'34.215   DL
16 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 1'34.244   BS
■タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
2007 SUPER GT9戦GT500決勝結果
Pos. No. マシン ドライバー Laps Time/Diff WH
1 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 66 1:47'54.425  
2 12 カルソニック インパル Z B・トレルイエ/星野一樹 66 0'16.418 +2
3 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 66 0'04.388 5
4 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 66 0'14.702 10
5 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 66 0'13.653 +2
6 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 66 0'12.680 40
7 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 66 0'00.238 60
8 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 66 0'06.132 100
9 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 66 0'36.236 45
10 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 65 1Lap 90
11 35 BANDAI 00 DUNLOP SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 65 1Lap +2
12 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 65 1Lap +2
13 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 65 1Lap 20
14 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 65 1Lap  
15 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 64 2Laps  
16 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 47 19Laps 5

GT500 規定周回数:46
■WH=ウェイトハンディキャップ(kg)=+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
□GT500 Best Lap :1'35.030 : No.12 カルソニック インパル Z (ブノワ・トレルイエ)