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「MOTUL AUTECH Z」が4位でチームチャンピオンに望み
 
2007 SUPER GT第8戦 「SUPER GT in KYUSHU 300km」
開催日 2007年10月13日(土)〜10月14日(日)
場所 オートポリス(大分県)
レース名 2007第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」 4.674 km X 65周
参加台数 41台
天候 13日: 晴れのち曇り(22度) 14日:晴れ(20度)
観客動員数 24,600名
出場車両
#23  XANAVI NISMO Z(本山哲/R.ライアン) GT500
#22  MOTUL AUTECH Z(M.クルム/松田次生) GT500


10月14日(日)に大分県日田市のオートポリス・レーシングコースでSUPER GT第8戦決勝レースが行われ、予選7位からスタートしたミハエル・クルム、松田次生組の「MOTUL AUTECH Z」(#22)が4位に入賞。チームチャンピオンの可能性を残し、11月に富士スピードウェイで開催される最終戦に挑むこととなった。


【公式予選】
ニスモからエントリーしている「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/リチャード・ライアン)は、ドライバー選手権4位につけており、チャンピオン争いに残るために何としても勝ちたい。ハンディウェイトは20kg。同じくニスモの「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は第7戦もてぎで2位入賞したため、ハンディウェイトは35kgとなり、チーム部門のチャンピオンシップではランキング2位となっている。前戦もてぎの公式予選では初めて「ノックダウン方式」が採用されたが、今回は通常のスーパーラップ方式で行われる。

午前に行われた公式予選1回目、GT500クラスでは「MOTUL AUTECH Z」(#22)のミハエル・クルムが3番手タイムでスーパーラップ(SL)に進出。「XANAVI NISMO Z」(#23)はセットアップも順調で、リチャード・ライアンがタイムアタックしたが、アタック中に燃料系にトラブルが発生し12 位。本山哲にドライバー交代し、フレッシュタイヤを装着して再度アタックに臨んだものの、GT300との混走時間にかかってしまい、トラフィックに引っかかって理想的なアタックができなかった。なお、トップ10に残った車両のうち、7位までがコースレコードを更新した。
午後2時45分から15分間行われた予選2回目。気温は22度と朝よりもわずかに上昇しているが、日が陰っているため肌寒い。公式予選1回目のアタックラップの最中に燃料系トラブルが発生した「XANAVI NISMO Z」(#23)は、その後点検を行い、原因を探った。不具合箇所の部品を交換して走行準備を行い、コースインできたのは予選2回目のセッション終了間際。ドライブしたリチャード・ライアンによると同様の症状は起きず、ハンドリングなどにも問題はないとのこと。走行後再び整備を行い、決勝レースに向けた準備を進めた。

GT500のスーパーラップ(SL)が開始となったのは、午後3時45分頃。これに先立って行われたGT300のSLでは、弱い降雨があったためウェット宣言が出されていた。GT500の時間帯となっても時々パラパラッと小雨が降るものの、コースを濡らすほどではなく、マーキングされたスリック以外のタイヤに交換するチームは見られなかった。
SLではミハエル・クルムがステアリングを握る「MOTUL AUTECH Z」(#22)は、ストレートから30Rコーナーまでのダウンヒル区間では、良いスプリットタイムを記録したが、それ以降の各コーナーでは攻めきれない状況となる。特に最終セクションの上り区間でタイムをロスし、午前中の自己タイムよりも0.14秒をロス。順位を3位から7位に落とすこととなった。




【決勝レース】

周回数65周の決勝レースは、気温19度と肌寒い曇天の下、14時に開始した1周のフォーメーションラップののち一斉にスタートした。予選12位からスタートした「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/リチャード・ライアン)は、スタート直後から果敢に先行車を追い上げたが、4周目に#1宝山 TOM’S SC430と接触してリアタイヤにダメージを負う。そのまま緊急ピットインし、タイヤ交換してコースに戻ったが、大きく順位を落とした。その後29週目にトップを走行していた#38 ZENT CERUMO SC430が絡む多重クラッシュが発生。この事故処理のため、コースの一部区間では長い間黄旗追い越し禁止の状態が続いていた。他車が次々とピットインした31週目には3位まで挽回したが、その後、この黄旗区間にバックマーカーを追い越したとして、ライアンにはドライブスルーペナルティが2度提示された。その後ルーティンのピットインで本山に交代し、指示された2度目のドライブスルーを実行した後、駆動系に不具合が発生。46周目にピットインし、そのままガレージに引き入れられてレース続行を断念した。

スタート前のウォームアップランで予選2位の#17 REAL NSXがトラブルを起こして出走できなかったため、クルムがドライブする「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は6位で序盤を周回。他のZ勢をうしろに3台連ねて走行したが、装着したソフトタイヤをセーブするために22周目には後続3台を先行させた。その後27周目に早めのピットイン。その後ヘアピンで多重クラッシュが発生し、ピットインする車両でピットエリアが慌ただしくなる中、松田は31周目以降8位となった。その後他車のドライブスルーペナルティやルーティンピットワークなどにより、43周目に5位に。その後、53周目に4位となるとそのポジションを維持し、65周目のチェッカーフラッグを受けた。尚、今回 優勝した#8 ARTA NSXはドライバーポイント91Ptとなり、2位と29Pt差をつけてドライバー部門のタイトルを確定した。



ニスモ飯島嘉隆監督のコメント
「大変なレースでした。23号車はパフォーマンスでは先行車に引けを取らなかったので、スタート直後は切れの良い走りを見せられました。本山に交代する前に駆動系に不具合の症状が少し見られたのですが、交代してそれが顕著となり、ペースが上げられなくなったので、ピットインさせ走行を中止するように指示しました。序盤の緊急ピットインのあとも非常に良いペースで走れていたので、残念です。22号車はタイヤが厳しいレースでしたが、松田もよく踏ん張ってくれました。まだチームチャンピオンにはチャンスが残されているので、最終戦には全力で向かいチームチャンピオン獲得を目指します。肌寒い中、最後まで応援していただいたファンの皆様、本当にありがとうございました」

#22 Z松田次生のコメント
「ソフトタイヤでスタートしたマイケル(クルム)さんも辛かったと思います。早めに交代したので僕はレースに強いタイヤを履いていったのですが、後半はグリップがなくなってしまったので、コースに残っているのが大変でした。#8 NSXには負けてしまい、ドライバーチャンピオンは逃しましたが、まだチームチャンピオンの可能性があるので、富士では優勝を狙います」

2007 SUPER GT第8戦GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー 予選1回目 SuperLap Tire
1 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 R 1'39.961 R 1'39.424 BS
2 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 R 1'40.623 R 1'39.830 BS
3 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン R 1'40.483 R 1'40.074 BS
4 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 1'40.774 R 1'40.136 DL
5 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 R 1'40.635 R 1'40.176 BS
6 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 R 1'40.174 R 1'40.202 BS
7 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 R 1'40.201 R 1'40.349 BS
8 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 1'40.752 R 1'40.422 BS
9 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 1'40.842 R 1'40.529 BS
10 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 R 1'40.530 1'40.998 BS
11 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 1'40.923   BS
12 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 1'41.025   BS
13 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 1'41.090   YH
14 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 1'41.712   YH
15 12 カルソニック インパル Z B・トレルイエ/星野一樹 1'42.373   BS
16 35 BANDAI 00 DUNLOP SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 1'42.529   DL
■タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
2007 SUPER GT第7戦GT500決勝結果
Pos. No. マシン ドライバー Laps Time/Diff WH
1 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 65 01:55'57.024 100
2 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 65 0'10.145 30
3 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 65 0'19.887 +2
4 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 65 0'37.125 35
5 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 65 0'37.407 90
6 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 65 0'43.05 45
7 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 65 0'43.709  
8 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 65 1'06.252 20
9 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 65 1'22.753 15
10 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 64 1Lap +2
11 35 BANDAI 00 DUNLOP SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 64 1Lap +2
12 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 46 19Laps 20
GT500 規定周回数:45
  12 カルソニック インパル Z B・トレルイエ/星野一樹 30 35Laps +1
  38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 29 36Laps 5
  24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 29 36Laps 10
  17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘   出走せず  

■WH=ウェイトハンディキャップ(kg)=+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
□GT500 Best Lap Top3 :
1'42.759 : No.32 EPSON NSX (ロイック・デュバル)
1'42.770 : No.6 Forum Eng. SC430 (ビヨン・ビルドハイム)
1'43.111 : No.8 ARTA NSX (ラルフ・ファーマン)