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「MOTUL AUTECH Z」が2位表彰台でチーム選手権2位に浮上
 
開催日 2007年9月8日(土)〜9月9日(日)
場所 ツインリンクもてぎ(栃木県)
レース名 2007第7戦「MOTEGI GT 300km RACE」 4.801km X 63周
参加台数 41台
天候 8日: 晴れ(32℃) 9日:晴れ(32℃)
観客動員数 38,000名
出場車両
#23  XANAVI NISMO Z(本山哲/R.ライアン) GT500
#22  MOTUL AUTECH Z(M.クルム/松田次生) GT500




晴天に恵まれた9月9日(日)に栃木県茂木町のツインリンクもてぎ (1周 : 4.801km)でSUPER GT第7戦決勝レースが行われ、予選4位の好位置からスタートした「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)が2位表彰台を獲得。チーム選手権ポイント2位に浮上した。


【公式予選】
首都圏を直撃した台風9号が過ぎ去り、再び暑さが戻った9月8日(土)、栃木県のツインリンクもてぎにおいて今季のSUPER GT第7戦公式予選が行われた。ニスモの「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/リチャード・ライアン)は、前戦の鈴鹿1000kmレースで3位を獲得したことにより40kgのハンディウェイトを搭載。同じくニスモからエントリーの「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は同レースで6位入賞だったため、逆に15kgを下ろしてハンディウェイトはわずか5kgとなった。

これまでスーパーラップ形式を取り入れていた公式予選は、今回初めて「ノックダウン方式」を採用することとなった。
ノックダウン方式について
この日午前に行われた公式予選1回目は、GT500クラスに出場する2台のニスモのZと4人のドライバーは、それぞれ基準タイムをクリアした。午後、気温32度という真夏のような猛暑の中、ノックダウン予選が行われた。午後2時55分からGT500のセッション1がスタート。15分間のこのセッションは、午前の公式予選で基準タイムをクリアしなかったドライバーの再チャレンジの時間帯でもあるが、幸いにして今回はこの時間帯にクォリファイを受けるドライバーはいなかった。よって、走行時間となりコースがオープンとなっても走り出すクルマは少なく、残り8分となった頃から各車つぎつぎとコースインしていった。セッション1は、4台がノックダウンされ12台がセッション2に進出することになる。ミハエル・クルムの「MOTUL AUTECH Z」(#22)は8番手で、本山哲がアタックを担当した「XANAVI NISMO Z」(#23)が10位で通過。2台のZは引き続きセッション2を走ることになった。

8台に絞られるセッション2がこの日のノックダウン予選のハイライトとなった。10分間のこの走行時間で、#22 MOTUL AUTECH Zのクルムが渾身のアタックで2番手タイムを記録。セッション1で使ったタイヤは各チームのピットに用意された水槽に入れられ、冷水で急速冷却されてセッション2で再使用された。そのため上位陣は1分45台のタイムで競ったが、タイヤの摩耗はここで一気に進んだようだ。#23 XANAVI NISMO Zは残念ながらこの時点で予選終了となった。セッション3は、#22 MOTUL AUTECH Zが4位のタイムを出して走行を終了。セカンドローからの決勝レースをスタートすることとなった。


【決勝レース】
3万8,000人もの観客が見守る中、午後2時に300kmレースのフォーメーションラップがスタートした。気温は9月にも関わらず30度を超し、レーシングマシンにもドライバーにも厳しいレースとなった。セカンドローからスタートした松田の#22MOTUL AUTECH Zは、序盤からレースリーダーの背後につけるべくオープニングラップに臨み、上位の#32 NSXがスピンアウトすると3位となり1周目のコントロールラインを通過した。
その後、タイヤをいたわりながらも3位のポジションを堅守した松田は、28周目にピットインしてクルムに交代した。後半を受け持ったクルムは、先行する#38 SC430を追い、また背後からペースを上げて逆転を狙う#6 SC430を寄せ付けずに終盤を迎えた。このままレースはフィニッシュするかと思われたが、残り5周目に2位の#38 SC430がコース上にストップ。クルムは、2位に上がりそのまま63周目のチェッカーフラッグを受けた。

予選11位からリチャード・ライアンのドライブで決勝をスタートした「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/ライアン)は、オープニングラップのアクシデントを冷静に切り抜け、一気に6位まで順位を上げた。序盤はこのポジションのまま、ライアンは#23 Zが先頭となって6位以降の集団を引き連れて周回を重ねた。抜きどころの少ないもてぎでならではの光景だ。8周目までこの状態が続きその後#6 SC430にパスされたが、24周目にピットインして本山に交代するまでこの位置を守り続けた。

後半で追い上げる作戦を立てていた本山は、チャンピオン争いで最大のライバルである#8 NSXとの接近戦を繰り広げ、先行させることなく5位のポジションをキープ。しかし、43周目に#8 NSXが仕掛けてきたところで接触してしまい、両車はともにグラベルベッドにはまってストップした。その後両車はレースに復帰し、#23 XANAVI NISMO Zは残されたチャンピオンシップ獲得のチャンスに賭けた。しかし、大会審査委員会はこのアクシデントで#23 Zにドライビングスルーペナルティを課した。その後も、2台はバトルを続けたが、最終的には#23 Zは13位となり無得点でレースを終えた。これによって、#23 Zはドライバー選手権で4位、チーム選手権も4位に順位を下げたが、2位に入った#22 MOTUL AUTECH Zはドライバー選手権3位、チーム選手権2位に上がった。



ニスモ飯島嘉隆監督のコメント
「#23 XANAVI NISMO Zはリチャードがスタート直後にポジションを一気に11位から6位に上げ、良い位置で本山にクルマを渡してくれました。後半追い上げる作戦でしたが、#8 NSXとのバトルではどちらも引くことができず、2台が絡んでコースアウトしてその後ペナルティを受けたことはとても残念でした。一方、22号車は力強い走りで2位に入れたので、良かったと思います。特にチーム選手権ではトップと10ポイント差の2位に上がり、大いにチャンピオンの可能性があるので、次のオートポリス戦は万全の体制で臨みたいと思います。応援ありがとうございました」

#22 MOTUL AUTECH ミハエル・クルムのコメント
「勝ちにいくつもりだったので、ちょっとだけ残念です。しかし、レースはとってもタフで、熱いバトルでした。コースサイドで声援を送っていただいたファンの皆さんにお礼を言いたいです。ありがとうございました」
2007 SUPER GT第7戦GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー 予選1回目 SuperLap Tire
1 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 1'45.601 1'45.720 BS
2 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 1'46.103 1'45.987 BS
3 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 1'46.356 1'46.405 DL
4 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 1'46.371 1'46.441 BS
5 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 1'46.526 1'46.702 BS
6 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 1'46.387 1'46.763 BS
7 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 1'46.673 1'46.787 YH
8 12 カルソニック インパル Z B・トレルイエ/星野一樹 1'46.561 1'46.795 BS
9 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 1'46.411 1'46.469 BS
10 35 BANDAI 00 DUNLOP SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 1'46.661 1'46.677 DL
11 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 1'46.567 1'46.779 BS
12 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 1'46.810 1'46.921 BS
13 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 1'46.705 1'46.548 BS
14 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 1'46.412 1'46.559 BS
15 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 1'48.103 1'46.690 BS
16 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 1'47.224 1'46.969 YH
■タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
2007 SUPER GT第7戦GT500決勝結果
Pos. No. マシン ドライバー Laps Time/Diff WH
1 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 1:56'35.569 63 30
2 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 0'18.598 63 5
3 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 0'30.216 63  
4 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 1'07.955 63 5
5 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 1'08.471 63 10
6 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 1'14.476 63 50
7 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 1'14.662 63  
8 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 1'44.861 63 +2
9 35 BANDAI 00 DUNLOP SC430 A.クート/平中克幸 1'48.263 63 +2
10 39 デンソー サード SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 1Lap 62 +1
11 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 2Laps 61 10
12 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 3Laps 60 100
13 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 4Laps 59 40
14 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 5Laps 58 5
GT500 規定周回数:44
  100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 54Laps 9 50
  12 カルソニック インパル Z B・トレルイエ/星野一樹 54Laps 9 +1
■WH=ウェイトハンディキャップ(kg)=+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

□GT500 Best Lap Top3 :
1'47.437 : No.18 TAKATA 童夢 NSX (小暮 卓史)
1'47.736 : No.32 EPSON NSX (ファビオ・カルボーン)
1'47.872 : No.38 ZENT CERUMO SC430 (高木 虎之介)