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「XANAVI NISMO Z」は完走ならず
 
開催日 2007年7月28日(土)〜7月29日(日)
場所 スポーツランドSUGO(宮城県)
レース名 2007 SUPER GT第5戦「SUGO GT 300 km RACE」
距離 3.704 km X 81周
参加台数 43台
天候 28日: 晴れ〜くもり(32℃) 29日:くもり一時雨(22℃)
観客動員数 29,000名
出場車両
#23  XANAVI NISMO Z(本山哲/R.ライアン) GT500
#22  MOTUL AUTECH Z(M.クルム/松田次生) GT500



【公式予選】
今シーズン1勝を上げ、ポイントランキング上位でチャンピオン獲得を目指す「XANAVI NISMO Z」のハンディウェイトは、40Kg。
真夏の様な日差しが照りつける中、11時20分から始まるはずだったGT500の専有時間は、その前に専有走行していたGT300車両がコースアウトして赤旗ストップとなったため、約15分遅れで実施された。専有セッションが後半になってから「XANAVI NISMO Z」はピットアウトしていった。タイミングモニターでは、NSX勢が上位を占めていたが、終盤にはライアンの#23がトップ2の間に割って入る2番手のタイムを出し、スーパーラップ(SL)へと進出した。

スーパーラップは、決勝のスタート順を決めるほか、観客が一台ずつクルマの走りをじっくり見られるため人気が高い。また、速いクルマが目の前でコースアウトするなどのハプニングが起きることもある。また、1回目の予選との天候・気温の変化などが予想されるなど、見所も多い。今回のSLでは、Z勢にこのハプニングが起こったと言えるだろう。期待を集めたライアンがドライブする「XANAVI NISMO Z」(#23)は最後から2番目に出走したが、10番手タイムでフロントロウスタートのチャンスを失った。急激に低下した路面温度により、タイヤが温まらずうまくグリップ出来なかったのだ。


【決勝レース】
決勝レースには29,000名もの観客が集まり朝早くからレースのスタートを待ったが、全車がスターティンググリッドに並んだところで雨が降り出した。このため、各チームはグリッド上でタイヤを交換し、スタート時間を迎えることとなった。天候の急変でスタート方式がセイフティカーの先導によるSCスタートに変更された。各車は予選順位に並んで6周を周回したのちセイフティカーが退き、残り75周のレースが始まった。

予選10位の「XANAVI NISMO Z」は降雨が続くと読み、他車よりも溝の深い深溝レインタイヤを装着して本山がレースをスタートした。すべりやすい難しい路面コンディションの中、本山はポジションを4つ上げ、一時は6位までポジションを上げた。しかし、予想に反してコースの水ははけていき、それに従ってタイヤがグリップを失っていった。この路面にマッチした、浅溝レインタイヤを装着するライバルチームを抑え、8位で31周目に早めのピットインをした。このまま、路面が乾くと判断したNISMOチームは、タイヤをスリックタイヤに交換して、ライアンがポジションアップすることを期待した。ライアンは、まだ濡れた路面コンディションの中、果敢に攻めファステストラップを更新しながら首位を猛追する。トップと47秒差まで追い上げた48周目にトラブルが発生した。S字コーナーからハイポイントコーナーに向かう途中、コース上にストップ。そのままリタイヤとなった。ライアンは、「兆候など一切なく、突然エンジンが止まった。コースサイドのグリーンにクルマを止めたら、白い煙のようなものが見えた。その後再始動できなかった。」と語った。





ニスモ飯島嘉隆監督のコメント
「ファンの皆様には大変申し訳ありませんでした。とても残念な結果でした。スタート位置が厳しかったので、#23 Zはレインタイヤに賭けたのですが、結果的にはうまくいきませんでした。早めの交代の後は、リチャード(ライアン)が良いペースを作ってくれましたが、エンジントラブルでレース続行ができなくなってしまいました。今週はもてぎでテストがあり、その後にはすぐ第6戦鈴鹿1000kmが待っています。鈴鹿で必ず良い結果が出せるよう、気持ちを切り替えて臨みます。こんな時こそ、チームには皆さんの応援が必要です。どうぞよろしくお願いします。」

2007 SUPER GT第5戦GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー 予選1回目 SuperLap Tire
1 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 R 1'14.784 R 1'15.120 BS
2 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 1'16.109 R 1'15.545 BS
3 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン R 1'15.693 R 1'15.689 DL
4 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 1'15.822 R 1'15.752 BS
5 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 1'16.074 1'15.971 BS
6 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 1'15.897 1'16.052 BS
7 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 1'16.266 1'16.328 BS
8 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 1'16.299 1'16.340 BS
9 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 1'16.206 1'16.351 BS
10 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン R 1'15.621 1'16.366 BS
11 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 1'16.362   BS
12 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 1'16.714   YH
13 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 1'16.764   BS
14 12 カルソニック インパル Z 星野一樹/J.デュフォア 1'16.945   BS
15 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 1'17.289   YH
16 35 BANDAI 00 DUNLOP SC430 服部尚貴/R.クインタレッリ 1'17.836   DL
■タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
■R=コースレコード
2007 SUPER GT第5戦GT500決勝結果
Pos. No. Driver Machine Laps Time/Diff WH
1 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 81 2:01'17.063 45
2 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 81 0'00.282 10
3 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 81 0'23.302  
4 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 81 0'23.816 +1
5 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 81 0'40.398  
6 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 81 1'20.106 +1
7 12 カルソニック インパル Z 星野一樹/J.デュフォア 80 1Lap 20
8 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 80 1Lap +1
9 35 BANDAI 00 DUNLOP SC430 服部尚貴/R.クインタレッリ 80 1Lap +2
10 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 78 3Laps 50
11 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 72 9Laps 35
12 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 68 13Laps 60
以上完走 GT500 規定周回数:56
  23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 47 34Laps 40
  22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 38 43Laps 30
  17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 10 71Laps  
  6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム   DNS  
■WH=ウェイトハンディキャップ(kg)=+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

□GT500 Best Lap Top3 :
1'17.493 : No.39 デンソー サード SC430 (平中 克幸)
1'17.502 : No.8 ARTA NSX (伊藤 大輔)
1'17.666 : No.38 ZENT CERUMO SC430 (立川 祐路)