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ニスモの2台は、10位・14位
 
2007 SUPER GT第4戦 「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」
開催日 2007年6月23日(土)〜6月24日(日)
場所 セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)
距離 5.542km X 54周
参加台数 39台
天候 23日: 晴れ(32℃) 24日:晴れ(34℃)
観衆 3万7000人(主催者発表)
出場車両 #23  XANAVI NISMO Z(本山哲/R.ライアン) GT500
#22  MOTUL AUTECH Z(M.クルム/松田次生) GT500



マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5.542km)でSUPER GT第4戦決勝レースが行われ、予選14位からスタートしたKONDOレーシングの「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)が初優勝。「MOTUL AUTECH Z」(#22、ミハエル・クルム/松田次生組)が10位、「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/リチャード・ライアン)は14位完走であった。

【公式予選】
SUPER GTシリーズ唯一の海外ラウンド、第4戦マレーシア戦の公式予選が、6月23日(土)に首都クアラルンプール郊外のセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。参戦車両は、GT500が16台、GT300が23台の合計39台。この日は、雲りがちな天候ながら時折強い日差しが路面を照りつけるため、公式予選が始まった午前11時には気温32度、路面温度44度となっていた。GT500は、ニスモが「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/リチャード・ライアン組)、「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)の2台をエントリー。F1レースも開催されるこのセパン・サーキットは、本大会の約2週間前に路面を全面改修。全域にわたって舗装が新しくなった。

11時20分からGT500の専有時間となると、ハンディウェイト50kgを積む#22 Zが真っ先にアタック走行を実施。アタッカーのミハエル・クルムは、早々に好タイムをマークした。その後、クルムはいったんピットインし、フレッシュタイヤに交換して再びタイムアタック。5番手タイムを出すことに成功した。一方、前戦富士で優勝している#23 Zは今回の出場車中最も重い60kgのウェイトを積み、リチャード・ライアンがアタック。9番手タイムでスーパーラップ(SL)進出を決めた。

SLでは#23 Zは、ライアンがアタックを担当。2番手スタートでコースインした。ライアンは慎重にタイヤを暖めてアタックラップに臨んだが、予選1回目の自己タイムをわずかに更新できず、順位不動のまま予選9位となり、その後8位に繰り上がった。 #22 Zは、6番目にSLをスタートした。1回目の予選でフレッシュタイヤを2セットとも使っているため、SLでは一度使用したタイヤを使わざるを得なかったが、アタッカーをつとめたミハエル・クルムは上手くタイヤグリップを引き出すことに成功。1回目のベストラップに近いタイムを出して、8位のポジションを確保した。マシンを降りたクルムは、「路面がバンピーなセクションは、1回目よりもさらに飛び跳ねる感じだったが、タイヤを上手く使えたのでアタックラップはほぼ満足な走りができた。フィニッシュラインを越えたとき、思わずガッツポーズだったよ」とハッピーな様子であった。ピットでモニターに見入っていた松田次生も、「マイケル(クルム)さんの走りはパーフェクトです。一度使用したユーズドタイヤでこのタイムはスゴいと思います」と感心していた。しかし、走行後の再車検で最低地上高がわずかに規定値を下回っていると指摘されたためスーパーラップでのタイムが抹消され、予選順位は10位となった。

【決勝レース】
決勝レース日の天候は晴れで、午後4時の時点で気温は34度。この厳しい条件の中、各車はスタートしたが、これに先立つフォーメーションラップで優勝候補の一角であった#18 NSXがコース上に停車し戦列を離れるなど、54周の決勝レースは早くも波乱含みとなった。
「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/リチャード・ライアン)は予選8位からスタートしたが、序盤にタイヤにダメージを受けてライアンが早めにピットイン。交代した本山もペースが上げられなかった。2回ピットインする作戦を取ったため終盤をライアンが再びドライブしたが、浮上するチャンスをつかめないまま14位でレースを終えた。
一方、10番グリッドからレースをスタートした「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は、クルムがレース前半を快走して一時3位となった。後半を受け持った松田がさらにペースアップすると見られたが、装着したタイヤが路面にマッチせず44周目にタイヤブローを誘発。予定外のピットインとなって表彰台争いから脱落することとなった。最終的に松田は10位で完走した。優勝は、「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)で、KONDOレーシングは初優勝を飾った。なお、3位にも「カルソニック インパルZ」(#12 B.トレルイエ/星野一樹)が入った。





ニスモ飯島嘉隆監督のコメント
「本当に厳しいレースでした。ニスモの2台は今回良いところが見せられず、とても残念です。結果的に2台ともタイヤの選び方・使い方が上手く行きませんでした。これを教訓に残りのレースを精一杯戦い、必ずチャンピオン争いに生き残ります。今回は我々と同じフェアレディZが1-3位を取ってくれたので、良かったと思います。私たちも次の菅生では勝負します。是非ご期待ください」

2007 SUPER GT第4戦GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー 予選1回目 SuperLap Tire
1 18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 R 1'54.383 R 1'54.306 BS
2 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン R 1'55.010 R 1'54.593 BS
3 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー R 1'55.200 R 1'54.595 BS
4 12 カルソニック インパル Z B.トレルイエ/星野一樹 R 1'55.876 R 1'54.851 BS
5 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 R 1'55.293 R 1'55.072 BS
6 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 R 1'56.088 R 1'55.336 BS
7 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 R 1'55.726 R 1'55.472 BS
8 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン R 1'55.931 R 1'56.097 BS
9 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン R 1'55.740 1'59.715 DL
10 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 R 1'55.613 - BS
11 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 R 1'56.267   BS
12 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム R 1'56.430   BS
13 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 R 1'56.526   YH
14 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 R 1'56.732   YH
15 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 R 1'57.203   BS
16 35 BANDAI DUNLOP SC430 服部尚貴/R.クインタレッリ 1'58.049   DL
■タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
■R=コースレコード
※No.22は、2007年JAF国内競技車両規則第1編第7章第3条3.1.2) (地上最低高)違反により、SLタイム抹消のペナルティを課す。
2007 SUPER GT第4戦GT500決勝結果
Pos. No. Driver Machine Laps Time/Diff WH
1 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 54 1:49'13.210  
2 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 54 0'11.251 30
3 12 カルソニック インパル Z B.トレルイエ/星野一樹 54 0'18.433  
4 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 54 0'27.381 25
5 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 54 0'27.894 +2
6 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 54 0'32.725 45
7 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 54 0'33.215 10
8 1 宝山 TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 54 0'39.967 5
9 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 54 0'45.613 20
10 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 54 1'20.120 50
11 35 BANDAI DUNLOP SC430 服部尚貴/R.クインタレッリ 54 1'38.438 +1
12 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 53 1Lap  
13 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 53 1Lap  
14 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 53 1Lap 60
15 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 53 1Lap 15
GT500 以上完走
  18 TAKATA 童夢 NSX 道上龍/小暮卓史 0 DNS 10
■WH=ウェイトハンディキャップ(kg)=+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

□GT500 Best Lap Top3 :
1'57.062 : No.38 ZENT CERUMO SC430 (高木 虎之介)
1'57.320 : No.1 宝山 TOM'S SC430 (脇阪 寿一)
1'57.364 : No.6 Forum Eng. SC430 (ビヨン・ビルドハイム)