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新型フェアレディZはデビューレースで2位、5位入賞
 
2007 SUPER GT第1戦 「SUZUKA GT 300km」
開催日 2007年3月17日(土)〜3月18日(日)
場所 鈴鹿サーキット
レース名 2007第1戦「SUZUKA GT 300km」 5.807km X 52周
参加台数 43台
天候 17日: 晴れ(11℃) 18日:晴れ(9℃)
観客動員数 30,000名
出場車両
 #23  XANAVI NISMO Z(本山哲/R.ライアン) GT500
 #22  MOTUL AUTECH Z(M.クルム/松田次生) GT500



2007年SUPER GTの第1戦決勝レースが、3月18日(日)に三重県の鈴鹿サーキット(1周:5.807km)で行われ、予選7位の「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/リチャード・ライアン組)が2位表彰台でレースをフィニッシュ。さらに、「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生組)は予選9位からレースをスタートして5位に入賞した。このレースがデビュー戦となったV型8気筒自然吸気(NA)エンジン搭載の新型フェアレディZ GT500仕様車にとって、幸先の良い一日となった。

【公式予選】
2007年のSUPER GTは3月17日(土)、鈴鹿サーキットで開幕戦を迎えた。晴天ながら気温11度と肌寒い中、10時15分より公式予選が開始。43台のGTマシンが、一斉にエンジンを始動した。V型8気筒自然吸気(NA)エンジン搭載の新型フェアレディZ GT500仕様車を2台持ち込んだニスモは、「XANAVI NISMO Z」(#23)が本山哲/リチャード・ライアン組、「MOTUL AUTECH Z」(#22)がミハエル・クルム/松田次生という布陣だ。ライバルチームも2007年の車両規則に基づいたニューカーを投入してきており、ピリピリと張りつめるムードの中、GT500の専用時間となった。セッション前半は、多くのチームが走行を控えていたため、コース上には#24 Zなど数台がいるのみ。しかし、計測時間が残り10分を切った頃から残りのマシンがほぼ同時に走行を開始。各チームがピットで見上げるタイミングモニターには、めまぐるしくベストタイムと順位が入れ替わっていった。この結果、鈴鹿サーキットをホームコースと公言するNSXがトップ3を占め、暫定ポールポジションとなった#8 NSXは、これまでのGT500のコースレコードを2秒強短縮するものであった。
大トルクでマシンをひっぱるNAエンジンを搭載した新型Zも、#23は本山が1分51秒898を出して5番手、#22はクルムが記録した1分52秒293がベストタイムで、7番手であった。ニスモの2台はともにニューカーのデビュー戦でスーパーラップ進出を果たした。

SUPER GT開幕戦は、午後3時50分過ぎに開始したスーパーラップを経て決勝レースのスターティンググリッドが決定した。気温は10度で午前中の予選とほぼ同じ。しかし、西から風が吹くと、体感温度はさらに低く感じた。ミハエル・クルムが駆る「MOTUL AUTECH Z」(#22)は、スーパーラップでは4番目のスタートであった。クルムは、予選1回目の自己タイムを0.1秒更新したが、先にスタートした他車のうち2台がさらにそれを上回るタイムを出したため、予選9位のポジションが確定した。一方、本山哲がスーパーラップのアタッカーを担当した「XANAVI NISMO Z」(#23)は、1回目の予選タイムを更新することができずにポジションダウン。決勝レースは7番グリッドからスタートすることとなった。

【決勝レース】
52周300kmの決勝レースには42台のGTレースカーが出場し、午後2時に一斉スタートした。晴天にもかかわらず気温9度と冬並みの寒さの中、鈴鹿サーキットには約30,000人の観客が集まり、決勝レースの行方を見守った。

#23 Zは、ニスモのエース本山がスタートドライバーを務め、オープニングラップでひとつ順位を上げると、後続のレクサスSC430との激しい攻防を展開しながらレース前半を周回。21周目にピットインし、ライアンに交代した。30周目に5位となったライアンは、上位車のスピンアウトによって31周目には4位へと浮上した。さらに、終盤になると別のNSXが火災を起こしてストップし、また最終周にはそれまで首位を快走していたNSXが突然スローダウンしたため、#23 Zは総合2位でチェッカーフラッグを受けた。#22 Zは、クルムがレースをスタート。スタート直後の第1コーナーで後続車から押し出されてコースを外れてしまったが、14位から挽回を開始。12位に順位を上げた後、24周目にピットインして松田にドライバーチェンジした。松田は31周目に8位となると上位車を捉えるべく強力にプッシュを行い、他車の脱落などによって6位に浮上。後続のライバル車の追い上げをかわし続け、最終周には5位となってチェッカーフラッグを受けた。

表彰台に立った#23 Zの本山は、「今年から新しいエンジンに換えたことで、ようやく本来あるべき速さが備わって来た。ニューカーでの開幕戦で表彰台に上がれたことは、とても嬉しい。寒い中応援していただいたファンの皆さんに感謝します」と語り、チームメイトのライアンは、「とても難しいレースだったが、2位で終われたことは大変素晴しい。ニスモがとても良いチームであることは疑いないし、僕も今年はそれに応えて頑張りたい」と話した。

#22 Zをフィニッシュラインまで運んだ松田は、「スタートの波乱で大きく後退したけど、最終的には5位入賞に僕も貢献できて嬉しいです。後半は前のクルマをキャッチしようとして、タイヤを使いすぎてしまい、終盤に後ろのクルマに追い立てられてしまいました。でも今年のクルマはいざと言う時に抜かれない実力がついて来たと思います」とコメント。隣でクルムが、「押し出されたときは運がないと思ったけど、5位入賞は本当にハッピー。コースアウトから5位なんて信じられないよ」と笑顔を見せた。




ニスモ飯島嘉隆監督のコメント
「結果には満足しています。大成功でしょう。エキサイティングなレースをお見せすると皆さんに約束したので、公約が果たせてホッとしています。苦しいレースになると思うがチャレンジングにやろうとドライバー達に伝え、チームにも確実な作業を心がけてほしいと話していたので、その両方とも果たしてくれて感謝しています。ドライバー達は本当に力強く順位を上げてくれたし、守るべき局面ではうまく抑えてくれました。ニューカーの方向性が間違っていないことが証明されましたが、今後はさらに速さと信頼性を磨いて行きます。今後もファンの皆様のご声援を楽しみにしています。ありがとうございました」

SUPER GT第1戦GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー 予選1回目 SuperLap Tire
1 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 1'49"842 1'50"426 BS
2 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 1'50"583 1'51"523 DL
3 18 TAKATA童夢NSX 道上龍/小暮卓史 1'50"595 1'51"048 BS
4 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 1'50"806 1'51"201 BS
5 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 1'51"433 1'51"969 BS
6 100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 1'51"513 1'52"371 BS
7 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 1'51"967 1'51"898 BS
8 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 1'52"094 1'52"460 BS
9 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 1'52"155 1'52"293 DL
10 39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 1'52"430 1'52"877 BS
11 1 宝山TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー   1'52"940 YH
12 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治   1'53"643 YH
13 12 カルソニック インパル Z B.トレルイエ/星野一樹   1'54"048 BS
14 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝   1'54"174 BS
15 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学   1'53"100 YH
16 35 BANDAI DUNLOP SC430 服部尚貴/P.ダンブレック   1'53"085 DL
2007 SUPER GT第1戦GT500決勝結果
Pos. No. Driver Machine Laps Time/Diff WH
1 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路/高木虎之介 52 1:43'25.744  
2 23 XANAVI NISMO Z 本山哲/R.ライアン 52 0'03.427  
3 32 EPSON NSX L.デュバル/F.カルボーン 52 0'28.302  
4 6 Forum Eng. SC430 片岡龍也/B.ビルドハイム 52 0'34.527  
5 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/松田次生 52 0'35.031  
6 17 REAL NSX 金石勝智/金石年弘 52 0'35.402  
7 1 宝山TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 52 0'38.233  
8 35 BANDAI DUNLOP SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 52 0'59.264  
9 25 ECLIPSE ADVAN SC430 土屋武士/織戸学 52 1'06.699  
10 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S.フィリップ/柳田真孝 52 1'07.112  
11 12 カルソニック インパル Z B.トレルイエ/星野一樹 52 1'28.535  
12 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 51 1Lap  
13 18 TAKATA童夢NSX 道上龍/小暮卓史 44 8Laps  
以上 規定周回数完走:規定周回数:36
  100 RAYBRIG NSX D.シュワガー/細川慎弥 30    
  24 WOODONE ADVAN Clarion Z J-P.デ・オリベイラ/荒聖治 7    
  39 デンソー サード SC430 A.クート/平中克幸 1    

■タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
■WH=ウェイトハンディキャップ(kg)=+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
□GT500 Best Lap Top3 :
1'53.118 : No.8 ARTA NSX (ラルフ・ファーマン)
1'53.843 : No.32 EPSON NSX (ロイック・デュバル)
1'53.844 : No.18 TAKATA 童夢 NSX (道上 龍)