2006 SUPER GT第5戦 「SUGO GT 300km RACE」
開催日 2006年7月22日(土)〜7月23日(日)
場所 スポーツランドSUGO(宮城県)
レース名 「SUGO GT 300km RACE 」 3.704km X 81周
参加台数 38台
天候 22日: 雨〜曇り(19℃) 23日:曇り(25℃)
観客動員数 予選日(22日)14,000人 決勝日(23日)50,100人
出場車両 #23 XANAVI NISMO Z(本山哲 / 松田次生) #22 MOTUL AUTECH Z(M.クルム / R.ライアン)
 
ニスモの2台が2位・3位表彰台
7月23日に宮城県仙台郊外のスポーツランドSUGOでSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」決勝レースが開催され、予選4位の「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/松田次生)がトップ争いの末2位でレースを終えた。また、予選5位の「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/リチャード・ライアン)も3位を獲得。ニスモの2台がそろって表彰台入賞を果たした。
【公式予選】
SUPER GT第5戦SUGOラウンドは、雨の予選で公式スケジュールが始まった。今年は停滞する低気圧によって、例年より梅雨明けが遅れている。7月22日(土)午前11時から開始した公式予選は、朝から降り続ける雨によりウェット宣言が出された。さらにサーキットを霧が覆い、場所によっては視界を遮るほどであった。走るレースカーによって水しぶきが高く上がるなど、コースは所によって雨水が溜まりやすくなっていた。このため深溝のヘビーレイン用タイヤをセレクトしたチームもあったほど。
また、GT300の専有走行20分間のうちに赤旗中断が2回あり、タイムスケジュールは大幅に乱れていった。そして、11時20分から予定されていたGT500の専有による予選走行時間が始まったのは約40分後。しかし、走行が始まってすぐに再び赤旗が提示されて中断となった。「MOTUL AUTECH Z」(#22)は、中断前に1周した際に電気系にトラブルが発生。ピットレーンで修復を行い、このため10分ほどタイムロスした。前回のマレーシアで2位に入った#22 Zは、今回60kgのハンディウェイトを搭載している。コースに戻ったアタッカーのミハエル・クルムは、早々にベストタイムを記録。8番手のタイムでスーパーラップ進出を決めた。一方、本山哲がタイムアタックを担当する予定となっていた「XANAVI NISMO Z」(#23、ハンディウェイト20kg)は、ヘビーレインタイヤを装着してコースイン。しかし、コースコンディションにマッチせずピットインし、インターミディエイトタイヤに交換した。松田次生にドライバーチェンジしたところ再び赤旗で予選は中断。
飯嶋監督はここで作戦を変更し、急きょ松田がタイムアタックすることとなった。松田は期待に応え、再開後3周目にアタックを仕掛けて4番手タイムを記録した。
同日午後、決勝レーススターティンググリッドを決するスーパーラップが、霧に包まれたレーシングコースで行われた。予選1回目は、降雨の中行われたためコース上ではたびたびトラブルが発生。そのつど赤旗中断されたため、予選は予定よりも1時間以上遅れて終了した。このため、午後2時45分から予定されていたGT500クラスの公式予選2回目は3時5分から、そしてその後のスーパーラップ開始時間は3時25分からとスケジュール変更された。時間が経過するに従ってコース上の雨水ははけていき、午後4時30分過ぎにGT500スーパーラップ(SL)が開始したころにはレコードラインの多くの部分はほぼドライとなっていた。
しかし、一方ライン以外の部分は水を含んだウォーターパッチが点在しており、各チームともこの微妙な状態をどう読むか頭を悩ませたようだ。事実、SLを走行した10台のGT500カーのうち、インターミディエイトタイヤとスリックタイヤを選択したチームはおおよそ半々となった。予選1回目7位の「MOTUL AUTECH Z」(#22)が4台目のアタッカーとして、日産Z勢の先頭を切ってSLに臨んだ。ドライバーはミハエル・クルム。慎重を期してインターミディエイトタイヤを装着してのアタックだった。クルムは、コース前半のドライ路面が多い部分では果敢に攻め上げ、水分の多い後半はグリップを優先させるクレバーな走りを見せ、予選5位を獲得した。1回目の予選で4位だった「XANAVI NISMO Z」(#23)は、本山哲がスリックタイヤでSLにチャレンジ。
後半の水たまりでわずかにタイムをロスしたものの、4位の位置を確保した。
【決勝レース】
81周の決勝レースは、序盤にリードを築いた#1 SC430をレース中盤から#1 Zが逆転したものの、終盤の一瞬に再逆転されるというスリリングな展開となった。4位からスタートした#23 Zの松田次生は、まず先行する#100 Zを処理しなければならなかったがSUGOのコースは抜き場所が少なく、13周目にようやく3位にポジションアップするチャンスを得た。
その後、松田は約12秒前を行く2位の#32 NSXを追い、周回を追う毎に差を詰めて行った。そして34周目には同車を抜き去り、38周目にピットインして本山にドライバー交代した。首位の#1 SC430がピットワークでタイムロスしたこともあり、本山は同車の前でコースに戻ることができた。通常ピットアウトした周回はタイヤが暖まりきらないためタイムが伸びないもの。
しかし、数周前にピットアウトしていて適切なタイヤグリップを得ていた#1 SC430が背後に迫り、あわや抜かれるかという場面が何度もあったものの本山は何とかしのぎ、52周目には首位へと浮上した。その後約20周にわたって#1 SC430と激しい攻防を繰り広げたが、72周目の最終コーナー上りで周回遅れの車両に詰まった隙に先行され、本山は追われる立場から追う立場へと変わった。残り周回はあとわずかだったが、その時点でタイヤもドライバーも消耗が激しく首位奪還が叶わないまま2位でチェッカーフラッグを受けた。5位スタートの#22 Zはミハエル・クルムがスタートし、序盤を5位で、その後一時ひとつ順位を落としたが、大きく離されることなく周回し、37周目にピットインしてリチャード・ライアンに交代した。迅速なピットワークによって良い位置でレースに戻った#22 Zは、他車のペナルティなどにも助けられ、52周目には3位に浮上。その後もライアンは安定して速いペースを維持したため後続に脅かされることもなく、3位でゴールを迎えた。
 
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