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「MOTUL AUTECH Z」が2位表彰台を獲得
 
2006 SUPER GT第4戦 「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」
開催日 2006年6月24日(土)〜6月25日(日)
場所 セパン インターナショナル サーキット(マレーシア クアラルンプール)
レース名 2006第4戦「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」5.542km X 54周
参加台数 35台
天候 24日: 曇り(27℃) 25日:晴れ(34℃)
観客動員数 36,000名
出場車両 #23 XANAVI NISMO Z(本山哲 / 松田次生) #22 MOTUL AUTECH Z(M.クルム / R.ライアン)



SUPER GT第4戦「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」決勝レースは、6月25日(日)にセパン・インターナショナル・サーキット (マレーシア・クアラルンプール郊外、1周5.542km)で行われ、予選2位からスタートした「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/リチャード・ライアン)が2位に入賞し、表彰台に上った。

【公式予選】
金曜日に行われた練習走行では午前中曇り空ドライ路面だったものの、夕方4時からのセッション2回目は雨。突然の局地的な土砂降りによって、数台が次々にスピンアウトする場面もあった。
  24日11時からの公式予選でも、GT300が専有走行を始めた頃は暗い雲が垂れ込め、今にも降り出しそうな天気であった。時折小雨がこぼれ落ち、誰もがGT500専有走行の間に本格的に降り出すと予想していた。しかし、その時間となると急に空が明るくなり暗い雲は東の方向に流れて行った。「MOTUL AUTECH Z」(#22)は、ミハエル・クルムがアタッカーを担当。ハンディウェイト10kgの#22 Zは、予選でもトップタイムを獲得すべく果敢にプッシュしたが、アタック中に先行車に引っかかり、暫定ポールポジションを逃して3位となった。ウェイトハンディ30kgを積んだ本山哲がアタックを担当した「XANAVI NISMO Z」(#23)は、8位となりスーパーラップに進出することとなった。

 午後5時19分から始まったGT500のスーパーラップは薄曇りながら路面はドライで気温は28度と午前中からあまり変化がない。一時強く雨が降ったものの、幸運にもこの時間帯には乾ききっていた。
「XANAVI NISMO Z」(#23)は本山哲がアタック。決勝レースを見込んでハード目のタイヤを装着している#23 Zは8番グリッドからのレーススタートとなった。上位5台によるスーパーラップショーは見応えのあるものだった。#36、#1のレクサスSC430勢が1分59秒台を出し、その後「MOTUL AUTECH Z」(#22)のミハエル・クルムが渾身のドライビングで1分58秒794を記録するとライバル陣営からはため息がこぼれた。続いて計測ラップに入ったブノワ・トレルイエの「カルソニックIMPUL Z」(#12)は見るからにハードプッシュで攻め上げたが、何度かの脱輪ギリギリの走行がタイムロスにつながり、4位でスーパーラップを終えることとなった。
  ポールポジションは#8 NSXが獲得。#22 Zは、2番グリッドのフロントロウから決勝レースをスタートすることとなった。

【決勝レース】
決勝レースのセパンは薄曇りから晴天へと変わり、気温は最高32度であった。観客は、3万6000人。54周300kmの決勝レースは、ポールポジションの#8 NSXと#22 Zのトップ争いに注目が集まった。昨年のレースでもこの#8 NSXとZのバトルが繰り広げられ、レース終盤になってリチャード・ライアンが逆転優勝を果たすというドラマがあったからだ。今年は、午後4時にフォーメーションラップがスタートし、続いて1周ののちにレースがスタートした。#22 Zのスタートドライバーはミハエル・クルムで、順位通りの#8 NSXに先行を許すものの、大きく差をつけられることなく担当周回を完了。25周目にピットで待つリチャード・ライアンにドライバー交代した。ミスのないピットワークでレースに戻った#22 Zであったが、#8 NSXがタイヤ交換2本のみでピットアウトしていたため2台の差は15秒程度となっていた。ライアンは、昨年のレースを彷彿とさせるファイトあふれるドライビングで#8 NSXを追い、周回毎にその差を詰めて行った。当初の15秒差は終盤には3秒差まで詰まり、あと数周で逆転か、と双方のピットに緊張が走った。しかし、終盤にコース上の混雑がライアンの追い上げを拒み、結局5.6秒差でフィニッシュを迎えることとなった。

予選8位の「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/松田次生)は、本山が1周目に「イエローハットYMS TOMICA Z」(#3 横溝直樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を抜いて7位となると、そのまま序盤を周回し22周目に松田に交代。松田はクールスーツの不調で、暑さとも戦うこととなった。そして後半先行のSC430が2台脱落して5位となり、レースを終了し、チャンピオン争いに重要な6ポイントを獲得した。




#22ミハエル・クルムのコメント
「序盤にドリンクのブラケットが壊れて飲み物なしで走ったので、かなりしんどいレースでした。チームが速いクルマを作ってくれたのでいい勝負になったけど、あっちのクルマも相当速いです。後半のリチャードは、去年のシーンを見るようなファイトあふれる走りを見せてくれました。こういうエキサイティングなレースは、僕らもやっていて本当に愉しいです。リチャードとは良いコンビが組めると思います。次の菅生も楽しみにしていてください。」


#22リチャード・ライアンのコメント
「僕らはパーフェクトなレースをしたと思うけど、ピットアウトの時の数秒を詰め切れませんでした。終盤はトラフィックも混んでいて、もうプッシュし続けるチャンスはありませんでした。菅生には勝つつもりで臨みたいけど、マシンの挙動はハンディウェイト次第なので楽観的なことは言えません。」


飯嶋嘉隆ニスモ監督のコメント
「悔しいです。#22はタイヤもドライバーもギリギリでした。相手もおそらく同じだと思いますが、残念ながら彼らの方がほんの少し速かったということです。後半を走ったリチャードは果敢にチャレンジしてくれましたが、#8 NSXがタイヤ2本交換のみでピットを済ませているので、その差まで埋めることはできませんでした。#23は、決勝レース前のウォームアップでアンダーステアが強いということがわかり、もう調整できないのでそのまま行かせることにしました。それでも二人が本当に良く頑張ってくれ、ウェイトを追加せずにポイントを加算できました。チャンピオンシップを戦う上で、このポイント獲得は大きいと思います。」

SUPER GT第4戦GT500予選結果
順位 No. マシン ドライバー 予選1回目 SuperLap Tire
1 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 1'58.642 1'57.866 BS
2 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/R.ライアン 1'58.990 1'58.794 BS
3 1 ZENT セルモSC 立川祐路/高木虎之介 1'59.554 1'59.228 BS
4 12 カルソニック インパル Z B.トレルイエ/星野一樹 1'58.849 1'59.343 BS
5 36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 1'59.677 1'59.693 BS
6 100 RAYBRIG NSX S.フィリップ/細川慎弥 2'00.247 2'00.392 BS
7 3 イエローハットYMS トミカ Z 横溝直輝/J-P.オリベイラ 1'59.942 2'00.410 BS
8 23 XANAVI NISMO Z 本山 哲/松田次生 2'00.132 2'00.436 BS
9 18 TAKATA童夢NSX 道上 龍/小暮卓史 1'59.781 2'01.100 BS
10 24 WOODONE ADVAN KONDO Z E.コマス/柳田真孝 2'00.430 2'02.014 YH
11 32 EPSON NSX L.デュバル/武藤英紀 2'00.463   DL
12 6 Mobil 1 SC 飯田 章/片岡龍也 2'00.509   BS
13 25 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学/土屋武士 2'00.773   YH
14 66 triple a サード スープラGT A.クート/平中克幸 2'01.286   BS
15 35 BANDAI DIREZZA SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 2'01.802   DL
SUPER GT第4戦GT500決勝結果
順位 No. マシン ドライバー Laps Time/Diff WH
1 8 ARTA NSX 伊藤大輔/R.ファーマン 54 1:51'41.405  
2 22 MOTUL AUTECH Z M.クルム/R.ライアン 54 0'05.663 10
3 12 カルソニック インパル Z B.トレルイエ/星野一樹 54 0'25.120 10
4 100 RAYBRIG NSX S.フィリップ/細川慎弥 54 0'44.161 30
5 23 XANAVI NISMO Z 本山 哲/松田次生 54 0'51.637 30
6 18 TAKATA童夢NSX 道上 龍/小暮卓史 54 1'20.454 70
7 3 イエローハットYMS・トミカ Z 横溝直輝/J-P.オリベイラ 54 1'28.867 10
8 24 WOODONE ADVAN KONDO Z E.コマス/柳田真孝 54 1'30.838 10
9 32 EPSON NSX L.デュバル/武藤英紀 54 1'34.934  
10 25 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学/土屋武士 53 1Lap +1
11 35 BANDAI DIREZZA SC430 服部尚貴/P.ダンブレック 53 1Lap 60
12 1 ZENT セルモSC 立川祐路/高木虎之介 53 1Lap 20
13 66 triple a サード スープラGT A.クート/平中克幸 50 4Laps 20
14 6 Mobil 1 SC 飯田 章/片岡龍也 47 7Laps 30
15 36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430 脇阪寿一/A.ロッテラー 44 10Laps 20

■タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ
■WH=ウェイトハンディキャップ(kg)=+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
Fastest Lap:2'00.151 (R.ファーマン/No.8 ARTA NSX)