G'ZOX・SSR・ハセミZ シーズン最終戦で3位表彰台!
 
大人気のJGTCこと全日本GT選手権も、ついに最終戦を迎えることとなりました。G’ZOXが長谷見昌弘監督率いる『ハセミモータースポーツ』とともに挑む、今季最後のレースの舞台となったのは三重県・鈴鹿サーキット。ご存知のとおりF1GPも開催される、国際的にも高く評価されているサーキットです。それだけに、1年間の締めくくりを飾るには格好の舞台と言えるでしょう。
今回のG’ZOX・SSR・ハセミZは、予選2番手からスタートを切り、終始三つ巴での激しいトップ争いを繰り広げました。一時はトップにも躍り出た後、3番手に後退してしまいますが、今季2度目の表彰台を獲得。その結果、ランキングも4位でシーズンを終えることとなりました。
前回のオートポリスでは6番手から決勝に挑み、躍進が大いに期待されましたが、スタート直後の1コーナーでアクシデントに巻き込まれ、コースアウトを喫してしまいました。何とか復帰なってレース続行を目指したのですが、そのコースアウトの際にウォーターラインが破損。それに起因するエンジントラブルのため、無念のリタイアを喫してしまいました。もう、あんな悔しい思いはしたくはありません。そこでマシンは徹底的に修復され、より精度を高めて仕上げられることに。なおかつドライバーのみならず、スタッフのすべてが気を引き締め直して、鈴鹿に臨むこととなりました。
金曜日に行われた専有走行1回目は、セミウェットと言うべきコンディションから開始されます。すでに雨はやんでいるのですが、日は照らず気温も上がらないため、ここでは最後まで路面が乾くことはありませんでした。この難しい状況の中、G’ZOX・SSR・ハセミZは、まずは4番手からの好発進。2回目も途中、雨に見舞われますが、すぐにやんでGT500単独のセッションではほぼドライコンディションに。終了間際には予選さながらのアタック合戦が繰り広げられました。その結果、G’ZOX・SSR・ハセミZは3番手につけ、万全の状態で本戦に挑めることが確認されます。
予選は一転して、素晴らしい好天に恵まれました。もちろん、前日までとはコンディションは大幅に異なるものの、そこはハセミモータースポーツの豊富な経験、データが生かされることに。幸か不幸か、前回のリタイアによってウエイトハンディも30kgにまで軽減されていることもあって、予選上位どころかポールポジションも狙う構えです。なお、今回のタイムアタック担当は金石年弘選手。若手ドライバーならではの集中力、一発の速さに期待が込められます。
まずは1回目。ここでG’ZOX・SSR・ハセミZは3番手につけたものの、タイム的にはトップからコンマ8秒遅れと今ひとつ。そこで2回目には大幅なセッティング変更が施されることとなりました。これが功を奏し、金石選手も「ほぼ完璧」と語るまでの状態に。コンディションの向上も確認したことから、ラスト3分には壮絶なアタック合戦が繰り広げられました。残念ながら最後のアタックラップに金石選手はスプーンコーナーで他のクルマに引っかかってしまい、わずかにタイムをロスしてしまいますが、1分54秒770を記録して2番手に。あと一歩のところでポールを取り逃しましたが、十分に優勝を狙えるポジションから決勝に挑むこととなりました。
決勝当日も天候は上々。レースを想定したセッティングで挑んだ早朝のフリー走行でも、G’ZOX・SSR・ハセミZは3番手に。タイム的には文句ないものの、「一発はいいけれど、決勝のことを思えば、やや安定感に欠けるような気がする」と金石選手。そこでチームは妥協することなく、さらにセッティングの煮詰めにかかります。
今回、決勝レースのスタートはエリック・コマス選手が担当。前回の例を挙げるまでもなく、混乱が最も起こりやすい序盤をベテランの豊富な経験で乗り越えてもらおうというのが狙いです。今回は役割分担をしっかり分け、それぞれにベストを尽くしてもらおうと。そんな期待に見事コマス選手が応えます。36,500人もの大観衆が息を飲んで見守る、注目のスタートで好スパート。トップに立つこと許されなかったとはいえ、もちろんのこと2番手をキープ、そして前に遅れることなくレースを開始します。
トップを行くのはWOODONEトムススープラ。これを追いかけながら、背後にはカルソニックIMPUL Zが続くという、息詰まる展開が繰り広げられますが、コマス選手は少しもミスを犯すことなく、同じZの逆転をまったく許しません。と同時に、トップも射程距離に留めたまま周回を重ねていきます。前後を走るクルマが早めにピットに戻ったこともあり、26周目からG’ZOX・SSR・ハセミZはトップを走行。その瞬間、スタンドからは熱い声援が送られました。そして、27周目にコマス選手はピットイン。ただし、これは作戦どおりの展開ではありませんでした。無線にトラブルがあって、実はピットとの意思疎通に失敗していたのです。
ピットワークは素早く、ロスもライバルと遜色ないレベルでチームは金石選手をコースに送り出したものの、すでにタイヤが温まっていたカルソニックIMPUL Z、WOODONEトムススープラに対する分の悪さは正直言って否めない事実でした。そのため、G’ZOX・SSR・ハセミZは3番手に後退。それでもWOODONEトムススープラとは、激しい2番手争いを演じます。逆転を狙い、しきりにプレッシャーをかけ続ける金石選手。その甲斐あって、時に差を詰めることとなるのですが、相手もなかなか決定的なミスを犯してはくれません。逆転の決め手を欠いたまま周回は重ねられていき、結局G’ZOX・SSR・ハセミZは3位でのフィニッシュを果たすこととなりました。
しかし、この3位入賞の結果、いったんは6位にまで落としてしまったランキングを4位に返り咲かせることに。ハセミモータースポーツのGT500復帰初年度としては、100%満足というわけにはいきませんが、まずまずの成果でシーズンを終えることになりました。
直な心境を述べるならば、勝てるレースは何度かあったのは事実です。そのチャンスを生かすことができなかったのは、甚だ遺憾ではありますが、絶えず全力を尽くしてきたことはご理解いただけたことと思います。この思いは、新たなるシーズンに対し、逆襲への誓いとなることでしょう。是非とも、みなさまにはより一層のご声援をよろしくお願いします。
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